EVENT | 2020/08/27

行列必至!京橋の高級マグロ漬け丼 VS 大手町の路面スパゲティ【連載】ハズさない!持ち帰りメシ(21)

リモートワークに切り替えた会社が多いとは言え、東京駅周辺が東京屈指のオフィス街であることは変わらず、多少なりとも過密状態...

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リモートワークに切り替えた会社が多いとは言え、東京駅周辺が東京屈指のオフィス街であることは変わらず、多少なりとも過密状態になっているのは否めない。

そこで、ランチのピークタイムに店舗利用を避けたいと考える東京駅周辺(大手町、京橋)のオフィスワーカーにもお勧めできる2店をご紹介しよう。

いつもなら行列必至の人気店でも、テイクアウトなら3密を避けられる上、時間の短縮にもなって一石二鳥!

チェリー先生

食べ歩き部・部長

東京生まれ東京育ち。10代では外食好きな家族と、20代では目上の方々にあまたの東京レストランガイドをしていただき、30代以降は自分で開拓するのが楽しくなり、あらゆるスタイルの「外食」を楽しんできたグルメ女。プロならではのこだわりが見える瞬間、女王様気分を味わえる接客、味というよりも人に惹かれる瞬間などに魅力を見出し、レストランの楽しみ方を広げている。

京橋「鮮菜魚 早瀬」鮪ヅケ丼(温玉付) 1000円

京橋エドグランや東京スクエアガーデンなどの活気に満ちた高層ビルを背に首都高方面に歩くと、ホッとするような昔ながらの雑居ビルが並ぶ通りに出る。まさか、こんな何の変哲もない通りの地下の店で、すごいマグロ丼に出会えるとは思わなかった。   

ということで今回紹介する1軒目は、70年続くマグロ仲卸「大作早山商店」が運営する京橋の「鮮菜魚 早瀬」の鮪ヅケ丼。

このヅケ丼、以前はランチ限定30食で行列ができていたが、4月から始めたテイクアウトなら数量制限もなくなり、昼も夜も注文できるように。小さな保冷剤も付けてくれるので、帰り道も安心だ。

目利きが選んだマグロは冷凍ではなく、生マグロを使用。その日によって産地は違うそうだが、この日はなんと生インドマグロ。最高級と言われる本マグロに匹敵するほど脂が乗った、夏が旬の高級マグロなのだ。

ごはんが見えないほど盛られたマグロは驚きの200g。マグロの色々な部位が混ざっているから、この価格で楽しめるそう。

ゴマがたっぷりと入った別添えの自家製タレをまわしかける。インドマグロならではの美しい濃い緋色に、ゴマ油と醤油の香りが食欲をそそる。味に深みがある赤身、脂の旨味が濃いトロなど、食べても食べてもマグロの洪水で、飯増し(ごはん追加)にしたはずなのだが、なかなか米にたどり着けないほど。

漬けにした事で余分な水分が抜け、もちっとした食感になったマグロは、そのまま食べてももちろん、真ん中に落とした温泉卵にくぐらせ、よりまろやかに味変して楽しむのも一興だ。

たった1000円で良質なマグロをお腹一杯食べられるなんて、リモートワーク続きの中のたまの出社日が楽しみになりそうだ。

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