LIFE STYLE | 2020/07/29

行方不明になった犬が90キロ走りたどり着いたのは、幼い頃に住んでいた家族の家だった

文:伊藤幸子
犬には帰巣本能があることは周知の事実だろう。旅先などで迷子になった犬が何日もかけて家族のいる自宅に戻って...

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文:伊藤幸子

犬には帰巣本能があることは周知の事実だろう。旅先などで迷子になった犬が何日もかけて家族のいる自宅に戻ってきたという話は時々耳にするかもしれない。

だが今、SNS上で話題を呼んでいる出来事は、それらとは少し異なる。90kmもの距離を走った犬がたどり着いたのは意外なところだった。

保護した犬のマイクロチップ情報に驚愕

米国ミズーリ州ローソンに住むコルトン・マイケルさんは7月20日、妻のブリトニーさんとともに、外出先から車で帰宅したところ、見知らぬ犬がポーチに座っているのを発見した。

『KMBC』 によると、ブリトニーさんは車から降りるなり、その犬に向かい「一体どこからやってきたの?」と語りかけたという。最初、その犬は2人を見ておびえた様子で他人を近くに寄せつけなかったが、心を開いてくれるのを待ち、獣医のところへ連れていった。

すると、マイクロチップに記録されている情報から、その犬がクレオという名前で4歳のラブラドール系ミックス犬だということが分かった。さらに飼い主の名前も判明したのだが、その名前を聞いてコルトンさんは二度驚くことになる。飼い主はドリュー・フィーバックさん。コルトンさんの住んでいる家の、前の持ち主と同じ名前だったのだ。

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