ITEM | 2020/06/04

謎肉、たまご、麺まですべて再現!日本を代表するプロダクト、「日清カップヌードル」がプラモデルになった

文:武者良太
本物と違って3分では作れない1/1サイズ
1971年に生まれ、ほぼ半世紀を経た現在も人気商品として作ら...

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文:武者良太

本物と違って3分では作れない1/1サイズ

1971年に生まれ、ほぼ半世紀を経た現在も人気商品として作られている日清食品のカップヌードル。暖かいものを手軽に食べたいときのメニューとして、また小腹が空いたときのおやつとして、老若男女を問わず広く愛されている存在だ。

そのカップヌードルに新作が登場する。それは食べられないカップヌードル。バンダイが技術を結集し細部まで忠実に再現した、BEST HIT CHRONICLEシリーズの「1/1カップヌードルプラモデル」だ。

キーポイントはなんといっても麺・具材のリアルな構造だ。素材の1つ1つを3Dスキャンし、エビ・タマゴ・謎肉の細かな表面ディティールから、麺塊を構成する麺1本1本の形状に至るまで忠実に再現した。本物のカップヌードルが採用している疎密麺塊構造も再現しているという。

麺塊がカップの底に触れることなく浮いている中間保持構造もリアル。カップ表面のロゴ部分はシールではなく、白地・赤字・白抜きの複数パーツ構造となっているのも、立体的に見せたいし、手触りを楽しんでほしいという日清食品とバンダイの強い意志を感じる。

題材となったカップヌードルも、プラモデル業界シェアNo.1のバンダイが持つ3D化技術・金型技術も、日本のものづくりを強く感じさせるもの。カップヌードルファンはもちろん、プラモデルが好きな人、子供の頃にプラモデルを作った人も注目の1作といえる。

発売は2020年9月の予定。価格は2420円だ。

BEST HIT CHRONICLEシリーズはほかにも2/5プレイステーション(発売済み・2750円)、2/5セガサターン(発売済み・2750円)をリリースしている。もしかしたら今後も、日本の名プロダクトがプラモデルとなるのかもしれない。その題材は、昔にあなたが愛用していた製品かもしれない。期待したくなるというものだ。


日清食品