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元カレとの贅沢な暮らしが忘れられなくて。1500万円横領しハワイで豪遊した48歳女性の末路【連載】阿曽山大噴火のクレージー裁判傍聴(13)
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  • 2020.05.18
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元カレとの贅沢な暮らしが忘れられなくて。1500万円横領しハワイで豪遊した48歳女性の末路【連載】阿曽山大噴火のクレージー裁判傍聴(13)

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過去の連載はこちら

阿曽山大噴火

芸人/裁判ウォッチャー

月曜日から金曜日の9時~5時で、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載を持つ。パチスロもすでにプロの域に達している。また、ファッションにも独自のポリシーを持ち、“男のスカート”にこだわっている。

コロナ禍で行われた業務上横領裁判

新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、傍聴席は2席空けるように座席数を減らし、裁判員裁判は3月中旬からすべて延期。民事裁判は4月8日~5月31日まですべて中止という変化が見られた東京地裁。刑事裁判の数も一気に減って、ニュースによると保釈されている被告人の刑事裁判は後回しにしているとか。

そんな数少ない中から、4月下旬に行われた、保釈されてる被告人の裁判の傍聴記です。

罪名 業務上横領
K被告人 無職の女性(48)

事件は2018年9月~10月の間に8回にわたり、K被告人が勤務先の会社の銀行口座から自分の銀行口座に合計で1475万円を送金して着服横領したという内容。それなりに大きく報じられた事件で、3年間で数千万円を着服したというニュースだったんだけど、フタを開けてみれば起訴されたのは1カ月間で1500万円程だけでした。

検察官の冒頭陳述によると、K被告人は短大を卒業後は証券会社で働き、その後、銀行勤務を経て、2014年9月に被害会社に入社。経理の仕事で、会社の通帳や印鑑などを自分の机で管理する立場だったという。K被告人は2018年11月に退社し、新しい担当者により使途不明金が発覚したというのが事件の流れになります。法廷には情状証人として妹が出廷です。このために、わざわざ北海道からやってきたとのこと。

弁護人「事件を知ってどう思いました?」

妹「大変なことをしたと驚きました。できれば被害会社の方に会ってお詫び申し上げたいと思っています」

弁護人「今後、被告人を監督できますか?」

妹「東京のマンションは明日退去日ですので、実家で母と同居してお金の使い方など監督していきたいと思います」

と、今後は一緒に暮らして再犯しないように見張っておきますと約束です。

次は検察官から。

検察官「被告人が旅行を繰り返していることは?」

妹「LINEで写真が送られてきましたので」

検察官「クレジットカードの支払いを見るとね、ハワイの旅行ですけど、ホテル代が1日で24万、47万とかね、あと、東京でもパレスホテルとかかなり高額ですよね」

豪遊って印象ですね。

そして、驚きの質問。

検察官「これ、あなたも行ってますよね。おかしいなとは思わなかった?」

情状証人でやってきた妹も、一緒に旅行に行っていたとは。

妹「高級で驚きましたが、株で運用しているから心配しないで、と」

検察官「信じたのが原因だと」

妹「信じて疑わず、鵜呑みにして誘いを受けたことは反省しています」

と、会社の金を横領してたとは知らなかったようです。

検察官「起訴された分の1475万円は被害会社に弁済していると。このお金は?」

妹「被告人の貯金と株です」

検察官「他に誰か出しましたか?」

妹「私が300万円ほど」

検察官「それは被告人に返してもらうんですか?」

妹「いえ、知らなかったとは言え、私も旅行に行ってますので」

と、情状証人として出廷してるけど、罪を償いに来た雰囲気も感じられました。

次ページ:流産、暴力、降格……、身に降り掛かった災難

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