EVENT | 2020/04/29

外食が無理でも今なら味わえる予約困難店のテイクアウト【連載】ハズさない!持ち帰りメシ(17)

外食を楽しんでいた日々も、新型コロナウイルスの感染拡大により、日常からかけ離れてしまった。そんな中、外出自粛の要請を受け...

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外食を楽しんでいた日々も、新型コロナウイルスの感染拡大により、日常からかけ離れてしまった。そんな中、外出自粛の要請を受けて、テイクアウトやデリバリーを始めたレストランも多い。

今回の「接待メシ」では、前回同様、新型コロナウイルス対策で特別にテイクアウトを始めた店の中でも、特に予約困難店とされる人気店を紹介したい。

チェリー先生

食べ歩き部・部長

東京生まれ東京育ち。10代では外食好きな家族と、20代では目上の方々にあまたの東京レストランガイドをしていただき、30代以降は自分で開拓するのが楽しくなり、あらゆるスタイルの「外食」を楽しんできたグルメ女。プロならではのこだわりが見える瞬間、女王様気分を味わえる接客、味というよりも人に惹かれる瞬間などに魅力を見出し、レストランの楽しみ方を広げている。

予約争奪戦必至の人気店「Kalpasi」週替わりCurry弁当 2100円

世田谷の閑静な住宅街にひっそりと佇むカレー屋「カルパシ」。「インド亜大陸食堂酒場」と銘打った小さなこの店は完全予約制で、毎週金曜夜には予約争奪戦が繰り広げられる。予約スタート時間の22:00ジャストに予約のLINEを送ってもフラれることもザラだ。

人気の理由のひとつは、店主・黒澤氏の引き出しの多さで、いつ行ってもガラリと違うメニューに出会えることだろう。

週替わりで変化するメニューは変幻自在で、バナナリーフの上に乗せられた南東インド風のミールスだったり、中華をテーマに組み立てられたターリーだったり。1つのプレートで、まるでアジアを旅する気分を味わえるのだ。

ある日の通常営業時のメニュー。バナナリーフに乗ったインドのアーンドラ・プラデーシュ州の定食。

プチプチとした食感とココナッツミルクのふわっとした甘味が心地良く、複雑な辛さで痺れた舌のリセットにぴったりだ。食べ進めても最後までワクワクが止まらないのは店でもテイクアウトでも同じで、あれこれ食べ比べていたら、あっという間に平らげてしまった。

テイクアウトで買ったセットを家で器に盛りつけてみた。

ドリンクのラインナップが豊富なカルパシだが、テイクアウトなら季節のフレッシュフルーツを使ったラッシーがお勧め。この日のテイストは、ストロベリーマンゴー700円。苺のコンポートがごろごろ入った、デザート感覚で楽しめるラッシーとなっていた。

行動範囲が狭まった今、カルパシのカレーで味覚旅行に出かければ、刺激の無い日々のスパイスになる事間違いなしだ。

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