驚異のリピート率で予約困難を超えた予約不可店「食堂とだか」2000円弁当 2000円
飲食店がひしめき合うビルの一角に、まるでスナックのような店構えの「食堂とだか」はある。
カウンター内の狭いキッチンから繰り広げられる料理は、店構えとは裏腹に、しっかりした技術を感じさせる、スタイルの確立されたものだ。
テレビドラマ「孤独のグルメ」で紹介されたことでこの店の名前が一気に広まり、驚異のリピート率で今や予約困難どころか、予約不可店に。2年先まで予約が埋まっているため、予約を一時ストップしているほどだ。
通常の営業は、「美味しい料理をお腹いっぱい楽しんで欲しい」という戸高氏の愛情溢れる料理の数々に飲み放題付きでコース8000円〜。
驚愕のコスパの良さが話題になることが多いが、特筆すべきは、彼のセンスの良さだろう。
ホタルイカのなめろうに茗荷がアクセントに加えられていたり、いぶりがっこをポテトサラダに和えて風味豊かに変化させたりと、彼独自のアレンジに思わず唸ってしまう。
そんな料理がたっぷり楽しめるこちらの弁当、この日はなんと12品目も。名物料理も何点か入っており、とだか初心者にも、リピーターにも嬉しいお弁当となっていた。
白滝を麺に見立てたピリ辛の「ザーサイとしらたきのペペロン」、孤独のグルメにも登場した「 子持ち昆布フライ タルタルソース」、葛で練り上げられたほろ苦い「菜の花豆腐」などなど、弁当に形を変えても、とだか流創作料理の楽しさを十二分に感じられる。
店の帰りしな「もうお腹いっぱいで無理！」と口々に言う客を、嬉しそうに見送る戸高氏の顔が浮かぶような弁当だ。
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