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EVENT | 2020/04/13

即完売した50回以上洗える抗菌・消臭マスク「キテテコマスク」が再販!大口購入や卸売にも対応。仕様書・型紙はクリエイティブ・コモンズを付与

文:神保勇揮
ホワイトおよびSサイズが追加。大口購入や卸売にも対応

アパレルブランドのオールユアーズ(ALL Y...

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文:神保勇揮

ホワイトおよびSサイズが追加。大口購入や卸売にも対応

アパレルブランドのオールユアーズ(ALL YOURS)は、50回洗っても効果が持続する抗菌・消臭マスク「キテテコマスク」の再販分を4月10日から販売開始した。

販売は同社特設オンラインストアにて行い、5月18日から順次発送する(先着順での予約販売のため、納期は順次変動)。第2回生産分の2000枚が販売開始わずか10分で完売、その後も第6回生産分までもが1日で完売してしまっただけに、さらに生産体制が強化されているとはいえ気になる人は早めの購入をオススメしたい。

販売形態は
1枚:2200円(以下すべて税込)
50枚組:10万4500円(定価の5%オフ)
100枚組:19万8000円(定価の10%オフ)
の3種類。今回の販売から50枚パック・100枚パックでの購入も可能となった。

また、新たに企業・団体向けとなる大口の一括購入や卸売にも対応。大口注文は別の窓口となる特設サイトが用意されている。

カラーはネイビーに加えて今回分からホワイトを追加。サイズはMサイズ(男性サイズ相当。横16cm・縦9cm~最大伸縮17cm)と今回分から加わったSサイズ(女性・子供サイズ相当。横14cm、縦9cm~最大伸縮17cm)の2種類がある。また、現在調達が困難なノーズワイヤーを省略、耳にかけるヒモの素材を柔らかく伸び縮みする素材に変更するといったマイナーチェンジも行われている。より詳しい情報はオールユアーズのnote記事「マスクを再販します。またしても、あなたも作れます。」に記されているので、こちらも併せて参考にしてほしい。

写真上のネイビーがMサイズ、下のホワイトがSサイズとなっている

キテテコマスクは素材に滋賀県高島市の「高島ちぢみ」を使用した、洗って繰り返し使える国産の布製マスク。

植物由来の成分を使用し、抗菌、消臭機能に加え、マスクにA型インフルエンザウイルスをはじめとした飛沫ウイルスを99%以上寄せ付けない特殊加工を施している。これまでマスクに触れるだけでウイルスが99%以上不活性化することが公的検査機関の効果試験により実証されている(ただし新型コロナウイルスに対応した実験は行っていない)。さらにこの効果は50回洗濯しても効果が持続する耐久性も実証されているという。

また同製品は布マスクであるため肌触りや通気性がよく、使い捨てマスクよりも保湿性があるので、就寝時の喉の保護にも使えるという。

販売当初から公開していた仕様書・型紙データはクリエイティブ・コモンズ取得。英語版も準備中

オールユアーズは「インターネット時代のワークウェア」「着ていることすら忘れてしまう服」をコンセプトにCAMPFIREにて24カ月連続でクラウドファンディングを展開し、これまで累計5700万円超の支援を達成したスタートアップ。定番デニム「ハイキックジーンズ」の月額定額制のサブスクリプションサービスや、全都道府県でトークイベントと試着会を行う「47都道府県ツアー」を展開するなど、服の新たな可能性に挑戦している。

FINDERSでも同社代表取締役の木村昌史氏のインタビュー記事「顧客ではなく共犯者。服を介したコミュニティを形成する、SNS時代のアパレル進化論」を公開中だ。また4月1日からは自宅勤務でも過ごしやすい服をより多くの人に手にとってもらうべく、簡単なアンケートに答えると服が5000円オフになる期間限定の「おうちクーポン」を発行するキャンペーンも実施している。

さまざまな先進的取り組みを次々と打ち出すオールユアーズだが、今回のキテテコマスクを製作したのも、もともとの動機は「全国的なマスク不足を緩和したい」であり、社内向けに試作したサンプルがSNSで好評だったことを受けて販売開始に至っている。また増産の背景には外出自粛要請が出てアパレル店舗の売上が減少している中で、工場でも先のシーズンのオーダーが減って空きが出てしまっていることもにあったとしている。

とはいえ自社でもマスクを生産できたは良いものの、ユーザーの手元に届くまでにはどうしても1カ月前後の時間差が生じてしまう。そこで同社は3月の初回販売時からマスクの仕様書と型紙(パターン)のデータを公式サイトで、そして自宅にあるTシャツやハンカチなどでの自作方法を説明する動画(英語表記付き)をYouTubeで公開している。

さらに4月6日には、研究者であり、クリエイティブ・コモンズの立ち上げにも携わったドミニク・チェン氏の監修のもと、仕様書・型紙データの「表示 - 継承 4.0 国際 (CC BY-SA 4.0)」ライセンスを付与。開発者である「株式会社オールユアーズ」のクレジットおよびライセンスを表記すれば営利目的であっても自由に改変・製作したマスクの販売ができる。さらに10日には英語版ページも公開した。

初回販売分はすでにユーザーの手元に届きつつあり、SNSで「キテテコマスク」「オールユアーズ」と検索をすると、多数の好評の声が届いていることがわかる。手持ちのマスク枚数が心細い人が買うもよし、「これだけリサイクル・リユースが叫ばれている中で、使い捨てマスクを使い続けるのもどうか」と思っている人が買うもよし、大変な状況下でも健闘している個人・独立系プレーヤーを応援する気持ちで買うもよし。4月10日の20時にSNSとオールユアーズのLINE公式アカウント経由で先行販売を実施したところ、たった4時間で1万枚ものオーダーがあったそうだが、在庫にはまだまだ余裕があるという。とはいえ発送は先着順(4月12日現在では5月25日以降)なので、気になった人は早めに注文する方が良いだろう。


「キテテコマスク」販売ページ