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ファーストクラスに行きたいと暴れる自閉症の男の子、客室乗務員と乗客の愛に溢れたもてなしにSNS上で感動の嵐
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  • 2019.10.03
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ファーストクラスに行きたいと暴れる自閉症の男の子、客室乗務員と乗客の愛に溢れたもてなしにSNS上で感動の嵐

文:岩見旦

パニック発作を起こした息子

米国テキサス州在住のロリ・ガブリエルさんは8月、自閉症を患っている4歳の息子のブライセン君と一緒に、ユナイテッド航空の飛行機で、サンディエゴからヒューストンに飛び立とうとしていた。普段は飛行機が大好きなブライセン君だが、この日はパニック発作を起こしてしまった。ブライセン君は離陸前から座席のシートベルトを外して床の上に座り、ファーストクラスに行きたいと暴れていた。

ロリさんは『CNN』の取材に、「彼を抑えておくのは不可能でした」と振り返る。離陸時間になっても暴れ続けるブライセン君に、ロリさんは困り果てていた。「乗客は最悪のフライトになると考えていたに違いありません。おそらく後悔していたでしょう」とロリさん。

客室乗務員と乗客の手助け

そんな中、ロリさんの元に3人の客室乗務員がやってきた。そして「助けられることはありますか?」と手を差し伸べた。

ロリさんは、ブライセン君を膝の上に座らせ、何とか離陸。そして、シートベルトのランプが消えると、客室乗務員はブライセン君を床の上に座らせた。ブライセン君は興奮している時、振動が心地よい刺激になるようだ。

この状況を察した客室乗務員の配慮により、ブライセン君はファーストクラスに移動することに。するとブライセン君は他の乗客の座席を蹴りだしてしまった。ロリさんは即座に謝罪したが、その乗客は「気にしていないよ」と返事し、ブライセン君に自己紹介をしてハイタッチした。

ファーストクラスの乗客はブライセン君に名前を聞いたり、スマホで写真を見せたり、好きな時に座らせたり、誰もが親切な対応をしたという。さらに客室乗務員は、常に手助けをしてくれたとのこと。客室乗務員と乗客の素晴らしい対応にロリさんも胸をなでおろしたに違いない。

「私はあなたの強さを称賛します」と書かれた手紙

3時間半のフライトから終わった後、ロリさんは近くに座っていた非番の客室乗務員から破られた雑誌の手紙をもらった。そこには「私はあなたの強さを称賛します」と綴られていた。そして、「迷惑を掛けている、重荷になっているなんて思わないで下さい。彼は天の授かりものです。神はあなたの忍耐、愛、献身、強さを祝福しています。スーパーウーマンであり続けて下さい」と続けられた。

ロリさんは、このフライトでの出来事をFacebookに投稿。3000件もの「いいね」を集め、多くの感動のコメントが寄せられた。この優しさの輪が飛行機の中だけでなく、世界中に広まってほしい。


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