EVENT | 2019/09/17

クリームソーダの盛り付けを変えただけで売上500%アップ!インスタ映えする見た目にヒットの鍵

文:山田山太・岩見旦
夏になるとなぜか飲みたくなるクリームソーダ。鮮やかなソーダに浮かぶ真っ白なアイスクリームがまぶし...

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文:山田山太・岩見旦

夏になるとなぜか飲みたくなるクリームソーダ。鮮やかなソーダに浮かぶ真っ白なアイスクリームがまぶしい喫茶店の定番メニューだ。

クリームソーダというと、レトロなビジュアルを想像してしまいがちだが、そんなイメージを覆し、大きく売上を伸ばしたクリームソーダが今、SNS上で話題となっている。

前年比500%を叩き出した盛り付け

そのクリームソーダを提供するのは、岡山と奈良に店を構える「うのまち珈琲店」。盛り付けの再検討を行った際に現在のデザインへとたどり着き、その結果、売上が前年度比500%に伸びたという。

それではこちらの画像をご覧頂きたい。左の画像が以前の盛り付けで、右の画像が売上を5倍に伸ばした新しい盛り付けだ。

新しい盛り付けのクリームソーダは、店名の入ったロゴ入りのグラスに盛り付けられている。グラスの底のブルーの海をかもめが飛んでおり、目でも楽しめる演出が施されている。

うのまち珈琲店店主のオダツトムさんが9月4日に投稿したツイートは瞬く間に拡散。現在2万5000件のリツイートを記録し、「新しいほうが涼しげで美味しそう」「左は昭和のクリームソーダで、右は令和のクリームソーダって感じ!」といった称賛のコメントが寄せられた。

他にも、「クレームブリュレの季節パフェ」の盛り付けを見直した例も紹介。確かに、右の変更後の方がずっと美味しそうだ。

個人飲食店10年寿命説を打ち砕くSNS戦略

今回FINDERSでは店主のオダツトムさんにメール取材を行った。

クリームソーダの盛り付けを変更したきっかけは、奈良店のオープン。店の名前を奈良で覚えてもらうため、パフェ用のロゴ入りのグラスを多く発注し、このグラスをクリームソーダにも使用することにした。その際、盛り付けを再考したという。

また、オダさん自身は配色やレイアウトについて専門的な勉強はしていないものの、「日々SNSをチェックし、客層に響きそうなものとするべく試行錯誤しました」と明かした。

元々同店のパフェはSNS上で多くシェアされていたが、クリームソーダも盛り付けを変更してから「投稿数は爆発的に増えたと感じています」と振り返る。

オダさんはかつて経営していた業態のカフェは8年で閉店した。個人経営の飲食店には10年寿命説があると言われているが「SNSをうまく活用することで、この寿命を延ばせるかもしれないと取り組んでいるところです」とオダさん。

売上に伸び悩む飲食店などは、もう一度自社商品のビジュアルを見直してみるのも一つの手かもしれない。