文:武者良太
食材名を入力するとおすすめレシピを紹介
健康維持や食費を抑えるために心がけたい自炊。しかし毎日、満足できる食卓を作り上げるのはなかなか大変だ。そのため、料理をテーマをしたスマートフォンアプリには、食材名を入力すると見た目もよく栄養価も高く、そしてリーズナブルに作れるメニューを教えてくれる機能が搭載されている。
mofmofとピークスが運営する無料利用できるチャットボット「暮らし上手ボット」は、同様の機能を公式LINE@にもたせたもの。
LINEアプリから利用することとなり、食材名を音声で入力できるというメリットがある。片手にスマートフォンを持ち、もう片手で冷蔵庫のなかを調べ、そろそろ消費したい食材名をつぶやくと適切なメニューを教えてくれるシステムとなっている。
元となるデータベースは、100人以上の料理家が考案・監修した美味しくて遊び心のある良質なレシピなどの情報をまとめたメディア「暮らし上手」。食材名のほかにも「もやもや」「うきうき」といった現在の気分を入力することで、その気分に適したメニューをレコメンドしてくれる。
実際につかってみたところ、原稿執筆時点ではトマト、ナス、きゅうり、オクラ、トウモロコシ、ニラ、ズッキーニといった代表的な夏野菜のみ対応している様子。また複数の食材名を入力しても、1つめの食材にしか反応しないため、やや使いづらいところがある。
しかし「暮らし上手」で公開されているレシピ数は1000を超えており、チャットボットのAIを学習させればより多くのレシピをレコメンドしてくれるようになるはず。今後の充実に期待したい。