歌舞伎座や築地本願寺など約120か所に広がる音の夏景色
一般社団法人東銀座エリアマネジメントは、2026年7月17日(金)から8月17日(月)まで、 「東銀座 風鈴イベント2026」 を開催する。東銀座まちづくり推進協議会共催、松竹株式会社協賛、一般社団法人中央区観光協会協力のもと、歌舞伎座や銀座松竹スクエア、築地本願寺など、東銀座から築地にかけた街一帯を風鈴の音色で彩るイベントである。
今年で6年目を迎える本イベントでは、晴海通り、木挽町通りを中心とする路面店舗や周辺スポットなど約120か所に、約500個の風鈴を設置する。用いられるのは、岩手県で親しまれてきた南部鉄器風鈴と、東京の伝統工芸品である江戸風鈴だ。都市の熱気が増す夏の東銀座に、耳から涼を感じられる風景が広がる。
日本では古くから、疫病除けや魔除けの意味を込めて、鐘型の青銅の鈴である風鐸を飾る風習があった。本イベントはその文化にちなみ、まちを歩く人々に風鈴の涼やかな音色を届けるものだ。観劇や買い物、食事の前後に街を歩けば、軒先や通りのあちこちで風鈴の音が重なり、東銀座ならではの夏の回遊体験を楽しめる。
風鈴に付けられる短冊にも、地域性が込められている。中央区三十七町の各地域にちなんだ絵が描かれた 「千社札」 の図柄や、人と人とを結ぶまちを目指す東銀座を象徴する 「結東銀座」 の江戸文字があしらわれ、風に揺れるたびに街の歴史や文化を感じさせる。
また、銀座松竹スクエアおよび東劇ビル1階では、300年以上受け継がれる製法で作られる江戸風鈴を用い、涼しげな空間を演出する。南部鉄器風鈴の澄んだ響きと、江戸風鈴の軽やかな音色。場所によって異なる2種類の風鈴の音を聴き比べられる点も、本イベントの楽しみのひとつである。
さらに、7月17日(金)から8月6日(木)までは、銀座松竹スクエアにて 「仙台七夕飾り 展示イベント」 も同時開催される。KPPグループホールディングス株式会社主催、一般社団法人東銀座エリアマネジメント共催、鳴海屋紙商事株式会社協力による企画で、本場 「仙台七夕」 とのコラボレーションとして、全長約6メートルに及ぶ巨大な吹き流しが登場する。
会場には、中央区の子どもたちの願いが込められた短冊や、仙台七夕の七つ飾りをあしらった笹飾りも展示される。来場者が願い事を書ける短冊も用意されるため、風鈴の音色に包まれながら、夏の願いを街に託すひとときを過ごせそうだ。
歌舞伎座を中心に文化の香りが漂い、築地へとつながる東銀座エリア。伝統工芸、地域の歴史、七夕の祈りが重なり合う本イベントは、都心の夏を少しだけ涼しく、少しだけ豊かにしてくれる街歩きのきっかけとなりそうだ。
東銀座 風鈴イベント2026/仙台七夕飾り 展示イベント
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