CULTURE | 2024/08/03

「リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展」が開催
日本人デザイナー 河村康輔による新ロゴも発表

2024年11月1日(金)~11月23日(土)、六本木ミュージアム

FINDERS編集部

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1万人を動員した 「CHASING THE SUN: OASIS 1993-1997 あなたにとってのオアシスとは」 から10年ぶりの開催

1994年にリリースしたデビュー・アルバム 「オアシス (原題:Definitely Maybe) 」 で、瞬く間に90年代の英国のみならず、時代と国境を超えたロックンロール・スターへと駆け登っていったノエル(G/Vo)とリアム(Vo)のギャラガー兄弟擁する伝説のバンド、オアシス。

先週開催されたフジロックフェスティバル'24に、ノエル・ギャラガーが<ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ>名義でヘッドライン・ショーに登場したことでも話題になっていたが、そんなオアシスのデビュー30周年を記念した展覧会 「リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展」 が11月1日(金)より六本木ミュージアムにて開催されることになった。また、本展の開催に合わせ、日本人デザイナー河村康輔によるバンドの新ロゴも発表された。2014年、わずか4日間という短期開催ながら1万人を動員したオアシス日本初の展覧会 「CHASING THE SUN:OASIS 1993-1997 あなたにとってのオアシスとは」 から10年ぶりとなる開催だ。

日本人デザイナー河村康輔によるバンドの新ロゴ

唯一無二なその存在を多角的な視点で紐解く壮大なエキシビション

2024年はデビュー・アルバム 「オアシス」 のリリースから、そして初来日公演からも30年というビッグ・アニバーサリー・イヤー。本展では彼らの愛用した楽器や直筆の歌詞の走り書き、バンド初期のアイコニックなオリジナル・ポスター群など、前回紹介しきれなかった貴重なアイテムも多数展示。故郷マンチェスターの文化的背景をたどり、世代を超えるロックンロール・スーパースターがいかにして誕生したのかを探ってゆく。アルバムのアートワークを再現したフォト・スポット、現在では体感できない彼らのライヴを体感できるスペースなど、オアシスという稀有なバンドの魅力をその名曲とともに深掘りできる内容になる予定だ。

なお、デビュー30周年を記念したバンドの新たなロゴを手掛けたのは、国内外で活躍するアーティスト河村康輔氏。バンドにとって初の日本人アーティストの起用となる。

河村康輔氏コメント

「高校生の頃に友人の作ったカセットテープで初めて聴いたオアシス。今まで耳にしていなかったタイプの音楽でありながらも、なぜか自分の心の琴線に触れるものでした。それ以降、彼らの生む作品は、ヴィジュアルを含めすべてがカッコいいと思い、今も刺激を受けている存在に。なので、今回新たなロゴのデザインの依頼をいただいたのは、純粋にうれしかった反面、デビューして30年で培ってきたバンドに新たなイメージを加えることに対しての緊張感もありました。その両方の感覚をバランスよく保ちながら制作したロゴは、バンドのロゴ2つを組みあわせたもの。現在はバラバラになってしまったバンドが、この30年をきっかけにひとつに戻ってほしいという、いちファンとしての主観的な願いを込めました」

また、本展の開催が発表された2024年7月24日は、奇しくも2009年7月24日にオアシスが最後の来日公演(@フジロックフェスティバル'09)を行ってからちょうど15年。同公演セットリストのプレイリストも各ストリーミング・サービスにて公開されている。30年というメモリアル・イヤーを迎え、<止まっていた時計>が再び動き出す瞬間が訪れた。

オアシスの全世界でのトータル・セールスは7,500万枚超。2009年にバンド活動を停止するも、2020年には 「Wonderwall」 が90年代の楽曲として世界で初めてストリーミング10憶回再生を記録。2023年BBC発表による 「英国において最もストリーミングされている90年代のアルバム・ランキング」 では 「モーニング・グローリー」 と 「オアシス (Definitely Maybe)」がそれぞれ1位と2位を獲得。ここ日本においても、過去に何度もフェスのヘッドライナーを飾り、映画やテレビ、CMなど様々なメディアで今も彼らの楽曲を耳にする。時代を超え、国境を超え、世代を超えて未だに衰えぬ熱烈な支持を集め続けるバンドがオアシスの30周年展、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがだろうか。

河村康輔(かわむら・こうすけ)

アーティスト/グラフィックデザイナー

1979年広島県生まれ。コラージュアーティストとしてアーティストとのコラボレーションや国内外での個展、グループ展に多数参加。代表作に大友克洋氏の初の大規模原画展 「大友克洋GENGA展」(2012)メインビジュアル制作やAKIRAを使用したコラージュ作品 「AKIRA ART WALL PROJECT」 の発表(2019)、個展 「TRY SOMETHING BETTER」(2021)など。現在もアパレルブランドへのグラフィックワーク、ジャケット、書籍の装丁、広告デザイン、アートディレクションで活躍している。2021年にUTのクリエイティブディレクターに就任。


リヴ・フォーエヴァー:Oasis 30周年特別展 
会期:2024年11月1日(金)~11月23日(土)
会場:六本木ミュージアム(東京都港区六本木5-6-20)
主催:ソニー・ミュージックエンタテインメント、ソニー・ミュージックレーベルズ、ソニー・ミュージックパブリッシング
後援:ブリティッシュ・カウンシル 
協賛:ADAM ET ROPE
展覧会公式サイト:https://oasis-liveforever.jp/
展覧会公式X:https://x.com/Oasis30th
展覧会公式インスタグラム:https://www.instagram.com/oasis30th/