全上映で舞台挨拶、高校生以下は無料という異例づくしの映画祭
映画を観るだけでなく、その場でつくり手の生の言葉に触れられる二日間が、佐賀県武雄市にやってくる。2026年11月21日(土)・22日(日)、映画館を持たないこの温泉地で「第壱回 武雄温泉映画祭」が開催される。会場のケーブルワン・スポーツパークでは、話題の新作から珠玉の名作まで多彩なラインナップが上映される。
ゲストには俳優の中原丈雄、黒田福美、風間杜夫、清水美砂をはじめ、総勢14名以上の映画関係者が名を連ねる。この映画祭最大の特徴は、上映する全作品で舞台挨拶を実施する予定であることだ。単に作品を鑑賞するだけでなく、出演者や制作者が語る制作の裏話や作品への思いを、その場で直接聞ける構成になっている。
さらに、高校生以下は全上映作品が無料になるという取り組みも用意されている。次世代の映画ファンを育てたいという実行委員会の狙いがうかがえる仕掛けだ。温泉や豊かな観光資源を持つ武雄市にとって、映画祭は単なる娯楽イベントにとどまらない。作品を目当てに訪れた人が温泉や飲食、地域の文化にも触れる機会となり、地域内外の交流を生み出すことが期待されている。
移住俳優が継いだ祖父の志と、佐賀銀行グループによるクラウドファンディング支援
武雄温泉映画祭実行委員会の代表を務めるのは、俳優・脚本家・映画プロデューサーとして活動してきた大城英司氏である。1990年に映像デビューして以降、テレビドラマや映画に数多く出演し、近年は出演だけでなく脚本やプロデュースも手がけてきた。2022年に東京から武雄市へ移住した大城氏は、地域文化を育む活動に軸足を移し、祖父・中島平一氏が遺した文化への志を継承する形で、映画祭実行委員会を設立した。
この映画祭を資金面と広報面から支えるのが、佐賀銀行グループの地域商社、さぎんコネクト株式会社である。同社はクラウドファンディングサイト「YOKATO!」での資金調達支援や自社媒体を通じた広報協力、地域活性化事業としての後押しを行う。銀行グループの発信力と、地域に根差した実行委員会の企画力を組み合わせ、単発のイベントで終わらせず、映画祭を継続的な地域の取り組みへ育てる狙いがある。
クラウドファンディングでは、11月10日(火)まで創設サポーターを募集しており、映画祭の趣旨に賛同する個人・企業からの支援を受け付けている。映画館のない街に新しい文化を根付かせようとするこの挑戦に関心を持った人は、まず「YOKATO!」のプロジェクトページを確認し、自分なりの関わり方を探してみてはいかがだろう。
第壱回 武雄温泉映画祭
開催日:2026年11月21日(土)・22日(日)
会場:ケーブルワン・スポーツパーク(佐賀県武雄市)
内容:映画上映、出演者による舞台挨拶、トークイベントなど
ゲスト:中原丈雄、黒田福美、風間杜夫、清水美砂ほか、総勢14名以上を予定
特長:高校生以下は全上映作品無料/全上映作品で舞台挨拶を実施予定
主催:武雄温泉映画祭実行委員会
クラウドファンディング:佐賀銀行グループ さぎんコネクト株式会社の支援により「YOKATO!」で創設サポーターを募集(〜2026年11月10日(火))
公式サイト
https://yokato.en-jine.com/projects/takeo-onsen-ff