EVENT | 2025/11/11

世界が沸いた“日本人ダブル優勝”
ISSINとRikoが歴史を塗り替えた夜 「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」

22年の歴史を持つ世界最高峰の1on1ブレイキンバトルで、
日本人男女が初のW制覇を達成
Photo:Jason Halayko/Red Bull Content Pool

FINDERS編集部

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ブレイキンの聖戦、東京・両国国技館で。史上初の日本人男女ダブル優勝に7,722人が熱狂

世界最高峰の1on1ブレイキンバトル 「Red Bull BC One World Final Tokyo 2025」 が、11月9日(日)、東京・両国国技館で開催された。2004年に始まったこの大会は、世界30ヶ国以上で予選を行うレッドブル主催のグローバルイベントであり、今年で22回目を迎える。

日本での開催は2016年の名古屋大会以来9年ぶり、東京では2010年以来15年ぶり。伝統ある相撲の聖地を舞台に、各国の代表B-Boy/B-Girlたちが集結し、“世界一”の称号を懸けて火花を散らした。

Little Shao/Red Bull Content Pool

この歴史的な夜を制したのは、石川県出身のB-Boy ISSINと沖縄出身のB-Girl Riko。男女ともに日本人が頂点を掴むのは、「Red Bull BC One」 史上初の快挙である。

ISSINは1回戦から激戦を勝ち抜き、準決勝では2020年王者・Shigekixとの日本勢対決を制した。決勝では同じクルー 「Body Carnival」 に所属するharutoとの“日本人頂上決戦”に挑み、わずか1票差で勝利。仲間との戦いを経て、悲願の世界王者に輝いた。

一方のRikoは、しなやかさと独自のつなぎを武器に強豪を次々と撃破。過去に一度も勝てなかったリトアニアのNickaとの決勝を制し、歓喜の瞬間を迎えた。

ISSINは 「日本開催で倒したい相手を一人ずつ越えて、最後は仲間と戦って締めくくれたことが本当に嬉しい」 と語り、Rikoは 「日本開催の舞台で優勝できて本当に嬉しい。勝てた瞬間は達成感でいっぱいだった」 とコメントした。

両国国技館には7,722人が集まり、全国各地でもパブリックビューイングが行われた。観客が取り囲む円形ステージの上では、相撲の屋形を活かした演出が施され、伝統文化とストリートカルチャーが融合した空間を創出。歓声とビートが交錯する中、日本中がブレイキンの熱気に包まれた。

さらに会場内では、「ストリートファイター6」とのコラボレーション演出も実施。巨大コントローラーや限定グッズガチャ、ARによる演出など、ストリートとゲームカルチャーが共鳴する体験が来場者を楽しませた。 そのメッセージは、「NOTHING BEATS THE STREETS(最強はストリートからしか生まれない)」。

両国の地で繰り広げられた戦いは、まさにその言葉を体現する夜だった。

Dean Treml /Red Bull Content Pool

Red Bull BC One World Final Tokyo 2025
日程:2025年11月9日(日)
会場:両国国技館(東京都墨田区)
主催:レッドブル・ジャパン株式会社

公式サイト
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-bc-one-world-final-tokyo

公式Instagram
https://www.instagram.com/redbullbcone/