LIFE STYLE | 2024/08/15

40代以上の自宅飲み頻度は「週に7日」の割合が最多
GMOリサーチ&AIが飲酒に関する自主調査を発表

自宅での飲酒頻度やよく飲むお酒のジャンルなどを調査

FINDERS編集部

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日本社会における飲酒文化と、世代間の嗜好の違いが鮮明に

GMOインターネットグループで、インターネットリサーチ事業を展開するGMOリサーチ&AI株式会社は、保有する国内モニターパネル *1「JAPAN Cloud Panel」のモニター3,514人を対象に、飲酒に関する自主調査を実施、調査結果を発表した。

*1 パネルとはアンケート協力の承諾を得ている会員一人ひとりであるモニターの集合体。

本調査は、GMOリサーチ&AIが行っているさまざまな物事における生活者の意識と行動について明らかにし、そのデータを公表することで、人々のより良い生活の実現に貢献することを目的とした自主調査だ。

気温が上昇しビールをはじめとする飲酒の機会が多くなる夏場を見据え、今回は飲酒をテーマとし、主に “家飲み” の実態についての調査だ。

調査概要

• 調査テーマ:飲酒に関する自主調査
• 調査地域 :日本国内
• 回答者数 :3,514名 (本調査 2,000名)
• 調査対象 :20~99歳の男女
• 調査期間 :2024年6月18日~2024年6月25日
• 調査方法 :オンライン調査

年齢層が上がるほど、自宅での飲酒頻度が高い

自宅での飲酒頻度について年代別で集計したところ、週1日以上自宅でお酒を飲む人の割合は年齢層が上がるほどあがり、年齢層が上がるほど自宅での飲酒頻度が高い傾向が顕著に表れた。40代以上では「週に7日」という回答が最多となり、自宅での飲酒が日常的な習慣として定着していることが浮き彫りとなった形だ。

60代以上では週7日自宅飲酒する人が30.6%に達する一方、20代では6.3%にとどまり、世代間の大きな隔たりも見られている。

「ビール・発泡酒」と「チューハイ・カクテル」が季節を問わず圧倒的な人気

普段飲むお酒のジャンルと夏に飲みたいと思うお酒のジャンルについての問いでは、「ビール・発泡酒」 と 「チューハイ・カクテル」 が、季節を問わず圧倒的な支持を得た。この2ジャンルに続いては「ワイン」が28.5%で3位となった。

夏季に飲みたいと思うお酒のジャンルでは、「スパークリングワイン・シャンパン」が13.6%で3位に浮上し、夏季に爽快感を求める傾向など、季節による嗜好の変化が見られたほか、特に「ワイン」は、夏季には普段よりも19.3pt低下し、最も顕著な季節変動を示している。

2024年春夏に発売された人気のお酒は?

2024年4月1日~6月5日に発売された 「ビール・発泡酒」 「チューハイ・カクテル」 *2 の認知・購入状況について調査したところ、再購入意向 (購入したことがあり、再購入したい) が最も高い商品は 「キリンビール 晴れ風」 が27.6%、「キリン一番搾り 糖質ゼロ」 が22.0%、「サッポロラガービール(缶)」 19.0%で続き、ビールがTOP3を占めた。「キリン一番搾り 糖質ゼロ」 はリニューアル発売された商品、「サッポロラガービール(缶)」 は数量限定で再発売された商品であり、新発売である 「キリンビール 晴れ風」 の勢いの強さがうかがえる。

*2 期間限定販売、リニューアル発売も含む56商品を対象に調査を実施。再購入意向順TOP10以降の商品については、レポートのAppendixに記載。

調査の結果から、日本社会における飲酒文化と、世代間の嗜好の違いが鮮明となった。年齢層が上がるほど、自宅での飲酒頻度が高く、40代以上では自宅での飲酒が日常的な習慣となっていることが分かった。

一方で、20代の自宅飲酒頻度は週0~1日で半数以上を占めており、この世代間ギャップは、今後の飲料市場におけるマーケティング戦略に大きな示唆を与えることが予測される。

季節による嗜好の変化、特に夏季における爽快感を求める傾向は、日本の四季の変化に寄り添う飲酒文化の一端を表していると言える。新商品 「キリンビール 晴れ風」 の成功は、もちろんTVCMの大量スポット投下も大きな要因ではあるが、こうした季節感と消費者ニーズを巧みに捉えた結果と考えられる。


GMOリサーチ&AI株式会社
https://gmo-research.ai/

調査レポート(ダウンロードページ)
https://gmo-research.ai/contact/doc-request/report-drinking_alcohol