EVENT | 2025/10/29

寄付の“使い道”にスポットをあてた 「ふるさと納税-未来創造AWARD」 が初開催

全国各地の自治体が集う表彰イベント

FINDERS編集部

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返礼品競争から“地域の未来づくり”へ 寄付の本質を問う新たなアワードが誕生

ふるさと納税制度の原点に立ち返り、寄付がどのように地域を変えたのかを称える全国初の表彰イベント 「ふるさと納税-未来創造AWARD 2025」 が、11月20日(木)にベルサール新宿グランドで開催される。主催は一般社団法人ふるさと未来創造コンソーシアムで、総務省が後援する。

本アワードは、寄付者が抱く「地域を応援したい」という想いを可視化し、返礼品ではなく“使い道”に焦点をあてた試みである。全国の市町村長や自治体職員が集い、ふるさと納税によって実現した事業やサービスを共有。地方創生、少子高齢化への対応、脱炭素やグリーンエネルギー推進など、多様な課題解決に寄付金がどのように役立っているのかを明らかにしていく。

2008年に始まったふるさと納税は、2024年度に寄付総額が1兆円を超える規模へと拡大した。その一方で、返礼品競争の過熱など制度本来の趣旨からの乖離が課題となっている。こうした背景を踏まえ、本アワードは制度の本来の価値を見つめ直し、寄付を通じて地域課題に挑む自治体の取り組みを発信することを目的とする。

表彰は 「子供・学び推進賞」 「地域未来づくり賞」 「健康と暮らし支援賞」 「交流・にぎわい創出賞」 「心と備えのまちづくり賞」 の5部門で構成され、全国から選ばれた自治体の実例が紹介される。現在、一般投票も受付中だ。

ふるさと未来創造コンソーシアムでは、寄付金の使い道に関する透明性を確保し、その成果や喜びの声を共有する活動を展開している。寄付者と地域の双方にとって“ふるさとの未来をともに創る”という新しい関係を育む場となることを目指している。

寄付を通じた地域の挑戦と成果を見つめ直すこのアワードが、ふるさと納税の新たな未来を描き出す契機となることに期待したい。

興味のある方は、ぜひ公式サイトを訪れるとともに、共感できる自治体の取り組みに投票してみてはいかがだろうか。

一般社団法人 ふるさと未来創造コンソーシアム
日本全国から集まったふるさと納税の使い道に対して透明性を担保し、その成果や喜びの声を共有することで、寄付が地域にどのように貢献したかを開示することを目的としている。さらに、寄付をした人々と、その寄付を受けた地域の人々や企業の声を集め、日本から世界へ「Made in Japan」の価値を広める活動を展開。

ふるさと納税-未来創造AWARD 2025
日時:2025年11月20日(木)
会場:ベルサール新宿グランド(東京都新宿区)
主催:一般社団法人 ふるさと未来創造コンソーシアム
後援:総務省

公式サイト
https://furusato-mirai-award.eventos.tokyo/web/portal/1099/event/14168

投票サイト
https://furusato-mirai-award.com/