洗濯×サウナで 「タイパ」 と 「ととのい」 を両立する新しい日常
燃料費の高騰や若者のクリーニング離れなど、苦境が続くクリーニング業界。その中で、株式会社トラヤクリーニングが手がける新施設「neverending(ネバーエンディング)」が注目を集めている。コインランドリーと本格的なプライベートサウナを融合させた“人も布団も洗える”複合型ランドリーとして、若者を中心に人気を拡大している。
この施設の発想の原点は、「退屈な待ち時間を、心身を整える時間へと変える」ことにある。布団クリーニングの平均待ち時間はおよそ90〜120分。従来はスマートフォンを眺めたり車内で過ごしたりと、非生産的な時間と捉えられてきた。トラヤクリーニングはその時間を「究極のウェルネスタイム」に変えるため、サウナを併設。洗濯の間に「自分を整える」時間を提供するという新しい価値を生み出した。
サウナエリアは完全予約制で、洗濯機に布団を入れてからわずか10秒で入室できる導線設計。洗濯の終了時刻に合わせてサウナ・水風呂・外気浴の流れを逆算できるため、時間の無駄が一切ない。いわば「タイパ(タイムパフォーマンス)」と「ととのい」を融合させた体験である。
空間設計にもこだわりがある。少人数制のプライベートサウナは、高性能ストーブや専用設計の水風呂、内気浴スペースを備え、都市の喧騒を忘れさせるリラックス空間となっている。また、ランドリーエリアには常勤のコンシェルジュが配置され、サウナ中に洗濯・乾燥を代行。ユーザーは洗濯物を気にすることなく、心身のリフレッシュに集中できる。
効率と癒やしという一見相反する価値を両立させることで、忙しい現代人の新しいライフスタイルを提案しているこの取り組み。ぜひ一度訪れてみたい。
neverending(ネバーエンディング)公式サイト
https://neverending.jp/