CULTURE | 2025/10/16

世界の言葉が並ぶ、神保町の秋
「洋書まつり」 が今年も開催

英仏独語からアラビア語、ヒンディー語まで
日本で唯一の洋書即売会が東京古書会館で開催

FINDERS編集部

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言葉を超えて、本がつなぐ世界の知と文化

日本で唯一となる洋書の祭典「洋書まつり」が、2025年10月17日(金)・18日(土)の2日間、神保町・東京古書会館で開催される。

「洋書まつり」は、洋書を扱う新刊書店と古書店が一堂に会する年に一度の特別な即売会である。東京古書組合の中でも洋書に特化した古書店や、紀伊國屋書店・丸善などに洋書を卸す輸入販売業者が出展し、それぞれの専門性を活かしたラインナップを展開する。会場には、大学関係者や研究者、アートや絵本、小説を愛する読者まで、多彩な来場者が訪れ、熱気に包まれる。

扱われる本の言語は英語・フランス語・ドイツ語といった主要言語にとどまらず、ヒンディー語やベンガル語、アラビア語など、アジア・ユーラシア各地の言語にも及ぶ。日本ではなかなか目にすることのない貴重な本との出会いが、このイベントの大きな魅力だ。

さらに、購入した書籍を自宅まで送れる有料配送サービスも用意されており、2日間にわたり大量の研究書や稀覯書を買い込む常連客の姿も見られる。神保町という“本の街”の真髄を感じられる2日間となりそうだ。

昨年の会場風景


2025年 「洋書まつり」
開催日:2025年10月17日(金) 10:00〜18:00/18日(土) 10:00〜17:00
会場:東京古書会館 地下多目的ホール(東京都千代田区神田小川町3-22)
アクセス:JR御茶ノ水駅・地下鉄神保町駅より徒歩5分

公式サイト
http://blog.livedoor.jp/yoshomatsuri/

参加店
(古書の部)
一誠堂書店、河野書店、水中書店、崇文荘書店、田村書店、書肆とけい草、西村洋書、古本案内処、三日月書店、羊頭書房
(新刊の部)
極東書店、丸善雄松堂、三善、MHM、フォリオス、フランス図書