LIFE STYLE | 2024/04/11

八ヶ岳の麓に「古民家宿コロク」がオープン。建築家・彦根アンドレアがデザイン

2024年4月26日よりグランドオープン

FINDERS編集部

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まちとつながる移住体験のような宿泊施設

長野県富士見町、八ヶ岳の美しい自然に囲まれた小六(ころく)という集落に、環境建築家・彦根アンドレアがデザイン・監修を行った宿泊施設 「古民家宿コロク」 が4月26日にオープンする。

築約100年の伝統ある古民家を、数多くの受賞歴を持つ環境建築家の彦根アンドレアの改装デザインで生まれ変わった古民家宿コロク。寒冷地であるこの場所で、冬もあたたかく快適に過ごせるよう、温熱環境が整うような断熱改修も行ったという。

アンドレアの独特な感性が、伝統的な日本の古民家と現代的快適さ、デザインを調和させる空間を生み出している。

彦根アンドレアのコメント
「近年、古民家を再生した宿泊施設や古民家に自ら改装する移住者が増えていますが、特に冬の寒さが懸念され、住み続けることが難しいと判断されてしまうことが多くあります。そのため、この古民家宿コロクでは冬の寒さを凌ぐ工夫がほどこしています。
リノベーションをすることで、古民家に限らず、 古い建物でも快適に暮らせる ことを、 宿泊を通じて体験 できるようにデザインしました。」

照明はイサモノグチのAKARI
昔の囲炉裏を、当土地内にある石を組み合わせ、団らんの場所を再生
西側の寝室。寝室にはペレットストーブがあり、冬場も温かい室内で眠りにつける
間取図

併設の貸切サウナ、古民家サウナコロクでととのう

サステナブルな観点から、お湯を作るエネルギーをできるだけ減らすこととし、代わりにサウナで身体をあたためてもらえるよう、貸切サウナも併設。心身ともにリフレッシュできる。

左手、屋外のととのう場。五右衛門風呂で水風呂に入る。右手はサウナ室内

宿前の庭に生えた野菜や果物は採って宿で調理したりその場で食べていただくことも可能だ。直ぐ側に土をさわれる場がある宿泊生活を通じて、「自分もこの町の一員になる」 という新たな可能性を想像できるかもしれない。

家庭菜園畑からは甲斐駒ヶ岳をのぞむ事ができる

都会から離れ、サステナブルな環境で、地域の自然や文化とつながり、穏やかで贅沢な時間を過ごすには 「古民家宿コロク」は最適な場所ではないだろうか。

ぜひ季節毎に滞在したくなる場所だ。


古民家コロク 概要

住所:長野県諏訪郡富士見町境11184
・JR中央線特急で新宿駅から小淵沢駅まで約120分 小淵沢駅からタクシーで約15分
・中央自動車道で八王子ICから小淵沢ICまで約90分 小淵沢ICから約15分

客室:3部屋、リビング、ダイニング
面積:約170平方メートル
料金:1泊朝食付き 64,000円~ (大人 2名利用時、税込み)
対象年齢:3歳以下添い寝無料、4歳~12歳は5,000円/人
運営:株式会社atelier nennen

lnstagram:https://www.instagram.com/kominka_koroku/
公式サイト:https://nennen-koroku.com/