LIFE STYLE | 2026/01/25

地域とともに歩む宿、Entôが 「Japan Travel Awards 2026 サステナブル部門」 を受賞

島根県・隠岐諸島 海士町に位置する宿泊施設 Entô
©Shiitake Creative|Japan Travel Awards

FINDERS編集部

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地域とともに歩む、社会的包摂なサステナブルツーリズムが評価

島根県・隠岐諸島の海士町に位置する宿泊施設 Entô が、「Japan Travel Awards 2026」 において サステナブル部門 を受賞した。Japan Travel Awardsは、日本の観光産業における持続可能性や革新性、国際的視点を備えた取り組みを表彰するアワードであり、今回の受賞は、Entôが実践してきた運営の在り方そのものが評価された。

Entôは、環境保全、社会的包摂、地域経済の持続性を切り離さずに捉え、それらを一体として設計・運営に落とし込んできた。地域と協働して設計された施設やサービスは、地元調達や雇用の創出につながり、島民と来訪者が自然に交わる共有の公共空間を通じて、観光の価値を隠岐諸島へ還元する仕組みを形にしている。

また、隠岐ユネスコ世界ジオパークの拠点施設として、景観保護や自然環境への配慮を前提とした運営を行っている点も特徴だ。設計思想の段階からアクセシビリティを組み込み、年齢や障がいの有無を問わず、誰もが尊厳をもって滞在できる環境を整えてきた姿勢が、高く評価された。

審査員を務めたサステナブルトラベルコンサルタントの ジョイ・ジャーマン・ウォルシュ氏 は、「洗練されたデザインと、インクルーシブでアクセシブルな受け入れを両立しながら、地域コミュニティと経済を主体的に支えている、サステナブルなホスピタリティの優れた好例だ」 とコメントしている。明快な英語での案内や柔軟な価格設定など、訪日客を迎える体制も含め、「持続可能性」 を特定の価値観に閉じず、開かれたものとして実装している点も印象的だ。

Entôは、隠岐ユネスコ世界ジオパークの島前エリアに位置する 「泊まれる拠点」 として、建築・サービス・発信のすべてにおいて 「Honest (正直さ)」 と 「Seamless (隔たりのなさ)」 を軸に据えてきた。自然や文化、人の営みがひとつの流れとして感じられる滞在体験を通じ、観光施設の枠を超え、地域とともに未来を考え実践する場であり続けている。今回の受賞は、その歩みが国際的にも確かな価値として認められたことを示している。

©Shiitake Creative|Japan Travel Awards
©Shiitake Creative|Japan Travel Awards

Entô (エントウ)
所在地:島根県隠岐郡海士町
運営:株式会社海士

公式サイト
https://ento-oki.jp