太陽活動のピークで鮮やかなオーロラや天体ショーが多数予想される2025年の注目の旅行先
2025年は 「宇宙を体感する "ナイトツーリズム"」 にぴったりの特別な1年となりそうだ。天文学者やNASAの科学者たちは太陽活動のピークを観測しており、世界中でオーロラがより頻繁かつ鮮明に観測されるようになると予想している。また、惑星直列やすばる食、皆既月食、さまざまな流星群など、数多くの天体ショーが観測できる年でもある
Booking.comが毎年行っている 「旅行トレンド予測」 によると、世界の旅行者の3分の2近く (62%) がこうした真夜中の魅力を求めて夜空が綺麗な目的地を訪れることを検討しているという。天体観測体験 (72%)、星空ガイド (59%)、一生に一度の天文現象との出会い (59%) といった星空を楽しむアクティビティが人気となっている。
そこで本記事では、「宇宙を体感する"ナイトツーリズム"」 におすすめの世界の旅行先を5つ紹介する。
石垣島 (日本、沖縄県)

石垣島とその周辺の島々、海域にまたがる「西表石垣国立公園」は、2018年に日本で初めて「星空保護区」に認定された、世界屈指の星空環境を誇るエリアだ。全天88星座のうち、84星座を見ることができ、「南十字星」を完全な十字の形で観測できるエリアとしても有名である。
この機会に、夜の石垣島にくり出し、亜熱帯ならではの生き物や満天の星空をガイドと共に探しに行く「星空&ジャングルナイトツアー」などのツアーに参加してみてはいかがだろうか。
ロングイェールビーン (ノルウェー)

スヴァールバル諸島最大の居住地域であるロングイェールビーンは、オーロラの美しさを体験できる最も魅力的な地域のひとつだ。10月下旬から2月末にかけては「極夜」となり完全な暗闇となるため、オーロラを見られる可能性が大幅に高まる。
人口わずか2,400人の町ながら、たくさんのアクティビティや探索できる場所がある。犬ぞり体験から北極圏の大自然に囲まれてのオーロラ観測まで、"ナイトツーリズム"を楽しみたい旅行者にとってまさに楽園のような場所と言えるだろう。
チャーチル (カナダ)

マニトバ州北部のハドソン湾に位置するチャーチルは、ホッキョクグマの移動で有名だ。亜寒帯に位置しているためほぼ1年中オーロラを見ることができるが、夜が長く気温が低い1月から3月が特に理想的な時期となる。
野生のホッキョクグマツアーが豊富に用意されており、オーロラドーム、ノーザン・スタディーズ・センターなど、さまざまな場所でツアーを楽しめる。より素朴な雰囲気を味わいたい方には、ワプスク・アドベンチャーズやチャーチル・リバー・マッシングなどの犬ぞりキャンプがおすすめだ。
ヨークルスアゥルロゥン (アイスランド)

「氷河の川の湖」を意味するヨークルスアゅルロゥンは、アイスランドのヴァトナヨークトル国立公園の南部にある大きな氷河湖だ。凍てついた湖と見事な氷山が広がり、アザラシやクジラなどの珍しくてユニークな野生動物が生息している。
夏の観光の目玉はラグーン沿いのボートツアーで、冬は氷の洞窟ツアーからオーロラ観察といった夜間のアクティビティが目白押しだ。ほかにも、黒い海岸に浮かぶ小さな氷山がダイヤモンドのように見えるダイヤモンドビーチを訪れたり、ラグーン周辺の遊歩道を散策して野生動物や自然を間近で観察したりと、旅行者を魅了するさまざまな魅力にあふれている。
セドナ (アメリカ、アリゾナ州)

アリゾナ州北部に位置するセドナは、赤い色合いのオアシスとして知られる街だ。寒い季節になると息をのむほど美しい冬のリゾート地にがらりと姿を変え、静かな小道と雪をかぶった山々を楽しめる。
「夜空の星の物語、銀河、セドナの物語ツアー」では、セドナにおける占星術の概念の歴史について学び、現代文化の隠れた側面と古代セドナの歴史とのつながりを発見できる。また、地球のパワーが渦巻くとされるボルテックスをハイキングしたり、チャペル・オブ・ホーリークロスを訪れたり、セドナのアートギャラリーを散策したりするのもおすすめだ。
尚、Booking.comでは、紹介している各旅行先でのおすすめの滞在先も紹介している。興味のある方はぜひチェックして欲しい。
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