蓼科高原が検索277%増、涼を求める“クールケーション”需要が拡大
猛暑が続く日本の夏、涼しい気候の中でリフレッシュできる旅先を選ぶ動きが強まっている。デジタル旅行プラットフォームのAgoda(アゴダ)が日本人旅行者による宿泊施設の検索データを分析したところ、長野県の蓼科高原は2026年夏後半のチェックインに向けた検索数が前期比277%増と、今回調査した国内避暑地の中で最も高い伸びを示した。
この結果は、2026年1〜3月に検索された4〜6月チェックイン分と、4〜6月に検索された7〜9月チェックイン分を比較したものである。夏の暑さを避けながら自然の中で過ごす“クールケーション”への関心が、7月から9月にかけて特に高まっていることがうかがえる。
蓼科高原は標高の高い場所に位置する高原リゾートで、夏でも比較的涼しく過ごしやすい気候が特徴だ。ハイキングやドライブ、温泉といった自然体験を楽しめるうえ、首都圏からのアクセスも良い。働き方や休み方の選択肢を広げたいビジネスパーソンにとって、短い休暇でも非日常を味わえる旅先として注目に値する。
富良野・湯沢・軽井沢・松本上高地も上位に、避暑地選びの新基準
検索数の伸び率で見ると、蓼科高原に続くのは北海道の富良野で229%増となった。広大な花畑や田園風景に加え、地域の食材を生かしたグルメが楽しめる点が支持されている。新潟県の湯沢は202%増で、冬のスノーリゾートというイメージに加え、夏は山々に囲まれたアウトドア体験や温泉が魅力となり、新幹線で首都圏からアクセスしやすい点も評価されている。
古くから避暑地として知られる長野県の軽井沢は161%増、北アルプスの雄大な景観と松本城などの街歩きを組み合わせられる松本・上高地エリアは133%増と、いずれも高い伸びを記録した。共通するのは、涼しい気候だけでなく、温泉やアウトドア、地域文化といった体験価値を旅先選びの基準にしている点である。
気候の快適さと土地ならではの体験を軸に旅先を選ぶ視点は、夏休みの過ごし方を見直したい読者にとっても参考になる。涼を求めて高原や山岳エリアへ足を延ばし、いつもと違う夏の時間を過ごしてみてはいかがだろう。
調査概要
調査主体:Agoda Company Pte. Ltd.(Agoda International Japan株式会社)
調査対象:日本人旅行者による宿泊施設の検索データ
調査期間:2026年1月〜3月に検索された2026年4月〜6月チェックイン分と、2026年4月〜6月に検索された2026年7月〜9月チェックイン分の比較
主な結果:蓼科高原277%増、富良野229%増、湯沢202%増、軽井沢161%増、松本・上高地133%増(いずれも前期比の検索数増加率)
公式サイト
https://www.agoda.com/