CULTURE | 2025/04/02

葛飾北斎 小さく楽しい略画の世界
「略画-はずむ筆、おどる線-」 が開催

2025年4月12日(土)~5月18日(日)、北斎館にて

FINDERS編集部

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葛飾北斎の描きだす、小さくて楽しい略画の世界を楽しめる企画展

一般財団法人 北斎館は、2025年4月12日(土)~5月18日(日) 、葛飾北斎の描きだす、小さくて楽しい略画の世界を楽しめる企画展 「略画-はずむ筆、おどる線-」 を開催する。

葛飾北斎は、70年に渡る長い画業の中で様々な分野で活躍したが、50歳代以降の北斎が力を注いだものの一つに 「絵手本」 が挙げられる。「絵手本」 とは絵を学ぶ人の手本で、北斎も複数制作しており、そのうち今日でも北斎の代表作としてよく知られているのが 「北斎漫画」 だ。

また、この 「北斎漫画」 の制作には、北斎と同時代の絵師である鍬形蕙斎 「略画式」 という略画の絵手本が大きなヒントになったと言われている。「略画」 とは、対象の形を省略して捉え簡潔な筆線で描き出す絵のことで、「北斎漫画」 に限らず、さまざまな絵手本作品の中でも北斎の略画を見ることができる。

本展では、北斎館が所蔵する版本作品の中から、略画で描かれた人物や動物、草花を紹介し、その魅力に迫る。細部が省略されていても対象の特徴が失われることなく生き生きと動き出すような略画の世界を楽しむことができるという。

「画本早引」 後編 (北斎館所蔵)
「略画早指南」 (北斎館所蔵)
岳亭春信 「画本柳樽」 (北斎館所蔵)

また、「画本早引」 など、ひとつひとつのモチーフは小さくともそれらが集まってひとつのページを構成する賑やかな作品も見応えがある。それぞれのモチーフをじっくり見て、その後、小さなモチーフが散りばめられた画面 全体を眺めても楽しめるという。

「画本早引」 後編 (北斎館所蔵)
「画本早引」 後編 (北斎館所蔵)

尚、北斎館は2026年に開館50周年を迎え、その記念事業のひとつとして次回は5月24日より特別展 「知られざる秀逸コレクション 東京・足立区立郷土博物館所蔵浮世絵名品展」 を4期に分けて開催する予定だ。4期とも各期約60点の全作品を入れ替え、足立区立郷土博物館の充実した浮世絵コレクションを紹介するという。

葛飾北斎 「冨嶽三十六景 武州千住」 (足立区立郷土博物館所蔵)

詳細については、北斎館の公式ホームページをチェックしてほしい。


「略画-はずむ筆、おどる線-」
会期:2025年4月12日(土)~5月18日(日)
開催時間:午前9時から午後5時まで (入館受付は閉館30分前まで)
会場:北斎館 (長野県上高井郡小布施町大字小布施485)
入館料:大人1,200円 大学生・高校生500円 小中学生300円
休館日:会期中無休

北斎館の公式ホームページ
https://hokusai-kan.com/

Instagram
https://www.instagram.com/thehokusai_kanmuseum/