BUSINESS | 2024/10/22

バズる記事は9文字が命!
タイトル作成の極意と数字活用法

ターゲットに刺さる言葉選びと数字の効果的な使い方で、クリック率アップ

文:東香名子

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記事のタイトルは 「最初の9文字」 が命

せっかく書いた記事が、誰にも読んでもらえない…。

そんなお悩みを抱えていませんか。記事を読まれるかどうかは、タイトルが重要なカギを握っています。どんなに良い記事でも、タイトルが悪ければスルーされてしまいます。それくらい、タイトルは重要なのです。

記事のタイトルは、最初の9文字が命。バズる記事のタイトルは、最初の9文字で読者の心を惹きつけています。人は、9文字を約1秒間で読みます。読者がタイトルに触れる最初の1秒間にインパクトを残せば、残りのタイトルを読み、クリックにつながるということです。記事のテーマとなる、もっとも読ませたいキーワードは、タイトルの最初に持ってきましょう。

よくある残念な例は、シリーズ名を頭に持ってきてしまうことです。たとえば私、東香名子が食レポをするシリーズをやっているとしましょう。

NG例 【東香名子の食レポvol.3】神保町のカレーがウマすぎる

最初の9文字を「東香名子の食レポ」というシリーズ名で埋めてしまっています。これにはバズる要素がありません。記事のメインは、後半に出てくる「神保町のカレー」のはずです。この場合「神保町のカレー」を最初に、シリーズ名は後に持ってくるのがよいでしょう。

OK例 神保町のカレーがウマすぎる【東香名子の食レポvol.3】

これだけでもクリックされる確率に差が出ます。

ターゲットに刺さるワードの見つけ方

読者はどんな言葉に反応するのか。これを突き詰めることもバズるためには重要です。ターゲット層を明確にすれば、どんなワードが刺さるのか、自ずと見えてきます。

例えば、健康志向の人々には「低カロリー」「ヘルシー」といったワードが響くでしょう。希少価値の高いものを好むグルメな人なら「レア」「知る人ぞ知る」などの言葉に反応を示します。このようにターゲットの興味やニーズを理解し、それに合ったキーワードを選定することが重要。そしてこれらのキーワードを、最初の9文字にたくさん詰め込むのが理想です。

OK例 激レア! 知る人ぞ知る「神保町のカレー」がウマすぎる【東香名子の食レポvol.3】

東香名子の著書「超タイトル大全」

数字をタイトルに組み込もう

ほかにも、タイトルに入れると、読者の目線をキャッチできるものがあります。それは「数字」です。

タイトルは、読んだだけで内容がイメージできる具体性も大切です。それは「数字」を入れることで解決します。「300円で激ウマ」「7分で完成レシピ」など、数字を入れることでタイトルはより魅力的に見えます。数字は、ひらがなや漢字など他の文字に比べ、そのフォルムが独特で、読者の目を惹きつけやすいのです。次の2つを比べてみましょう。

Before 簡単!絶品パスタレシピ

After 簡単!5分で完成「絶品パスタレシピ」

後者のほうに「おっ」と反応を示す人が多いのではないでしょうか。これが数字のパワーです。時間や値段、期間など、さまざまな数字をタイトルに入れてみるとよいでしょう。少ないものには「たった」という飾り言葉をつけるのも有効です。

下記に、食に関する記事のタイトルで使える数字の7項目を紹介します。

1. 値段:メニューや食材の価格(例:たった100円、なんと100万円など)

2. 品数:提供される料理や飲み物の種類(例:わずか2品、珠玉の15品など)

3. カロリー:料理ごとのカロリー表示(例:514kcal、究極の1000kcalなど)

4. 量:一人前の量やサイズ(例:300g、500ml)や、大盛りの場合、通常サイズと比較するのもOK(例:通常の1.5倍など)

5. 食材の数:レシピに含まれる食材の種類(例:10種類の食材、豪華20種類など)

6. 評価:星の数(例:ミシュラン3つ星)やレビューや評価がついた数(例:100件のレビューなど)

7. 時間:調理時間(例:30分、1時間)や、保存期間(例:冷蔵で3日間など)


これらの数字も、タイトルの最初の9文字に入れましょう。タイトルに唯一無二のインパクトが出て、多くの読者が関心を寄せてくれます。

数字を入れることでタイトルはより魅力的に見える

「食」 の発信ならこれ! バズる単語11選

読者から注目されるため、タイトルに「バズる単語」をたくさん入れることも大切です。おもに「食」に関する発信をする場合に、使うとバズりやすい言葉を紹介します。

★食に関する発信に使える「バズる単語」7選

激ウマ
・・・グルメ記事で鉄板のワード。期待を超えるほどの味を表現できます。「激〇〇」はバズる単語の一つで、SNSでのシェアや話題を集めやすくなります。

ウマすぎる・・・その美味しさが尋常ではないことを表現できます。「〇〇すぎる」はバズる単語の一つ。「安すぎる」「レアすぎる」など使い勝手もよいです。

・・・料理の美味しさが神がかっていることを示す言葉。特に若い人に刺さりやすい言葉で、「神レシピ」「神トッピング」などカタカナと相性がよいです。

無限・・・美味しすぎて、際限なく食べられてしまう様子を表します。「無限もやし」「無限キャベツ」など、特に食材との相性がよい言葉です。

激レア・・・普段はなかなか味わえない、スペシャルな雰囲気を醸し出す言葉。普通の味じゃ満足できないグルメの人が「ハッ」と反応を示します。

限定・・・「地域限定」「2024年冬限定」など汎用性が高い単語です。希少性があり、数量や期間・場所などが制限された特別な料理をアピールするときに。

知る人ぞ知る・・・あまり知られていないグルメ情報があると匂わせ、好奇心を刺激する言葉。隠れた名店や隠れた逸品を紹介するときにうってつけ。

★レシピ記事使える「バズる単語」4選

超簡単・・・誰でも手軽に作れることを強調すると上手くいきます。初心者でも挑戦しやすい印象を与えます。

神レシピ・・・究極に秀逸なレシピであることを伝えて、読者の探求心をくすぐりましょう。「ナスを使った神レシピ」など素材を加えてもよいでしょう。

裏ワザ・・・知らないと損をするような裏技があることを匂わせて、読者の好奇心を刺激します。どんなジャンルにも使える鉄板の単語です。

節約・・・お金をかけたくない人は多いものです。家計に優しいことを強調し、読者を安心させましょう。

バズるタイトルを作るには、まずは最初の9文字にこだわり、ターゲットに刺さるバズる単語を詰めこむことが大切です。これらのポイントを押さえ、魅力的なタイトルで、あなたのコンテンツをより多くの人に届けましょう!

「食」 の発信においてバズる単語をうまく使いたい

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