作品を発行したクリエーターさんにインタビューしてみました。
ーー なぜNFT販売を初めたのですか?
2013年と今を比較してみましょう。HIKAKINさんのチャンネル登録者数は30万人から1000万人に、ビットコインの価格は10万円から、500万円以上になりました。
あの時、情報をインプットして行動にしていれば、と考えることがあります。NFTという言葉を知ったのはつい最近のこと、私のような一般人が参入するにはもう遅いくらいではありましたが、日本のNFT市場はまだ未発達であると感じました。まずは情報をインプットするため、即行動に移しました。
ーー 作品のコンセプトや題材はどうやって決定しましたか?
私は普段、一般企業でデザイナーをしています。すでに高騰しているNFTを徹底的に調べ、どんな作品を制作するかを考えました。
ーー どんな作品を制作しているのですか?
数が増えても一定のクオリティを保つ事が出来る「ドット絵」。すでにドット絵のNFTはジャンルとして確立され、人気となっていました。
あと、モチーフは自分が好きな「恐竜」ですね。長い期間制作する上で、「やりたくない事」は避けたいと思い、昔から大好きなものをモチーフとして選びました。
ーー NFTアートについてどう思いますか?
NFT=NFTアートとして語られていることに違和感を感じていました。
NFTは必ずしもアートである必要はなく、さまざまなものに価値がつき、多様な経済を築くことができるのがメリットです。自分の作品を"アート"としてカテゴライズしてしまうと、発信と制作の幅が狭まるのではないかと感じました。
また、私の場合、アーティストではないので、"自称アーティスト"を名乗らなければいけなくなります。あくまで「TinyDinoClubを運営するNFTクリエイター」だと位置付けることにより、制作に対する心理的な負担が少なくなりました。
ーー これからTinyDinoで目指すものは?
私は利益なんて必要ない、と言えるほど聖人ではありません。しかし、利益と同じくらい大事にしたいことがあります。それは「TinyDinoClubを通じて、多様性のある考え方が広まること」です。
TinyDinoたちがどんな色・形をしていても、それぞれに価値があるように、多様性を持った皆が、「それが当たり前」として受け入れられる未来をと信じています。
まだ形にはしていないのですが、社会的なハンディキャップを抱えた恐竜達を発信していくことも考えています。義手義足を付けていたり、車イスに座っていたり、彼らも他と何も変わらない、当たり前に存在する姿としてTinyDinoClubに加えていきたいです。
とはいえ、当事者へのリスペクトが欠けていたり、当事者の方々にとって失礼な発信の形にならないよう、慎重に考えて制作していきます。作品で理解を広げつつ、できる限り直接的なサポートも出来るように、尽力します。
ーー 今後NFTを発行したいと思っている方へのメッセージをお願いします。
NFTという仕組みを完全には理解できていませんが、NFTが一つの発信方法であることは間違いないと考えています。
NFTだけでなく、すべての発信には少なからず誰かに影響を与える可能性があります。
私を含め「自分の発信に影響された全ての人々を、自分の誇りに思えるような発信」ができれば、その人の作品は素晴らしい作品であり、意義のある活動になると思います!
んー...なんかめちゃくちゃ偉そうですね...でもこれは自戒でもあります!私は私のプライドを忘れず、頑張ります!!
購入いただいた皆様がいる以上、TinyDinoの価値を上げることが今私に出来る恩返しです。個性豊かな恐竜達を通じて、多様性を受け入れる・認められる世界になる事を目指していきます!
『Tiny Dino Club』
@TinyDinoClub