ITEM | 2023/08/17

坂道や向かい風を検知して自動でアシストを調整!デザインも美しいEバイク「COWBOY」

文:FINDERS編集部
アプリとの連携も充実
近年加熱するEバイクブーム。大手から新興ブランドまで多くの企業が参入...

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文:FINDERS編集部

アプリとの連携も充実

近年加熱するEバイクブーム。大手から新興ブランドまで多くの企業が参入し、盛り上がりを見せている。一方で人気ブランドVanMoofの破産ニュースも記憶に新しく、まさに戦乱の時代ともいえる様相を呈してきた。

そこで紹介したのが、2017年設立のベルギー・ブリュッセルに拠点をおくEバイクブランド「COWBOY」だ。

現在のリリースしているモデルは3種類。スタンダードな「Classic」、長距離利用に強い「Cruiser」、そしてママチャリのように乗り降りのしやすいフレームが特徴の「Cruiser ST」が、それぞれ通常モデルと価格の高いパフォーマンスモデルの2種類、計6種類販売されている。

「Classic」モデル

「Cruiser」モデル

「Cruiser ST」モデル

VanMoofを彷彿とさせる非常にシンプルかつ洗練されたデザインは大きな特徴の一つだが、もちろん機能にもこだわっている。

すべてのモデルに搭載された「アダプティブ・パワー・テクノロジー(Adoptive Power Technology)」は、言ってみれば、「どんなシチュエーションでも無風状態の平坦でよく舗装された道を荷物なしで走っている状況」を再現してくれるような機能だ。具体的には走行中に「傾斜」「向かい風」「荷物の重量」、この3つをセンサーが検知し、常にフラットな状態を再現するようなかたちで、ペダルアシストが働くようになっているわけだ。

バッテリーはサドル下のフレームに沿うかたちで格納。満充電状態で40キロ〜80キロの距離を走行可能。アシストの利用状況によってパフォーマンスは変わってくるが、ハンドルの中央にスマートフォンをセットし、常に状況を確認することができる。パフォーマンスモデルで満充電には2時間40分ほどかかる。

またパフォーマンスモデルでは、チェーンではなくベルトドライブを採用しており、大きく壊れない限りはメンテナンスの手間も少ない。

また専用のアプリを通じて走行データの確認や走行状況の共有などができるほか、GPSトラッキング及び、盗難アラートによる盗難防止策も講じられている。さらにGoogle Mapとの連携によって、COWBOYのライダーコミュニティ内で共有された自転車走行にピッタリなルートを確認することもできる。

現在、発送先はヨーロッパ内の数カ国のみとなっている。日本での発売は未定だが、欧州内で大きな支持を得ると同時に、多額の資金調達にも成功している、注目株。日本への進出もそう遠くないだろう。


COWBOY