CULTURE | 2023/06/30

Perfume初の大規模衣装展「Perfume COSTUME MUSEUM」の限定デザイングッズ付きチケットの販売が7月1日から開始

兵庫県立美術館サイトより
文:FINDERS編集部
厳選した約170着に加えて型紙やデザインの発想源を示す制作資料も...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

兵庫県立美術館サイトより

文:FINDERS編集部

厳選した約170着に加えて型紙やデザインの発想源を示す制作資料も紹介

Perfumeの初大規模衣装展「Perfume COSTUME MUSEUM」が9月9日から11月26日まで兵庫県立美術館で開催される(以後は複数都市を巡回予定)。7月1日より限定デザインが施された「トリプル券」と兵庫会場限定デザインのチケットホルダー(非売品)付観覧券が各種サイトで販売される。

本展は2020年に刊行されたPerfumerのステージやMVでの衣装をまとめた書籍『Perfume COSTUME BOOK 2005-2020』を元に、メジャーデビュー以降の衣装約170着が展示される。

2005年のデビューから時系列ごと4章に分かれて構成され、3人がまとってきた衣装の変遷を追うことができる。

第1章「近未来型の挑戦者」では2005年から12年までの衣装が紹介される。2010年までのデビュー当初の衣装を担当した内澤研によるスタイリングは既製服をアレンジしたものが多く、ファンがPerfumeを身近に感じる要素となっていたという。また2010年の東京ドーム公演以降、デザインを担当したToshio Takeda、三田真一らが手がけた衣装なども並ぶ。

兵庫県立美術館サイトより

第2章「止まらない進化」では、2012年から15年にかけての単独ワールドツアーや、「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル」でのライゾマティクスとのコラボレーションなど、Perfumeが活動の幅を大きく広げていった時期をフィーチャー。幾何学模様や折り紙をモチーフとしたデザインによって、世界に向けてPerfumeを知らしめる契機となった衣装群が並ぶ。

兵庫県立美術館サイトより

第3章「未来を超えて」では、現在のPerfumeにつながる2016年以降の衣装を展示。2016年発表のシングル「FLASH」では、これまで使用されてこなかったミディ丈の衣装が採用され、振り付けにあわせて揺れる裾や袖が3人のダンサーとしての魅力を引き出すものに。これまでのイメージにとらわれることなく、新たなPerfume像を確立してみせた時期だ。

兵庫県立美術館サイトより

第4章「ステージに立つの」では、ライブで使用されたステージ衣装が展示される。動きやすさや早着替えのために重ね着ができる仕様など、ビジュアルだけでなくPerfumeのステージパフォーマンスを支える機能性にも優れた衣装が並ぶ。また、メンバーが展示のために選んだ思い出の衣装を紹介するコーナーも設けられている。

兵庫県立美術館サイトより

本展では衣装だけでなく、制作過程がわかる資料や型紙、衣装に合わせて制作されたハイヒール、帽子、ヘアアクセサリーといったアイテムも並ぶ。

また関連イベントも開催され、衣装の製作を担当した櫻井利彦氏と『Perfume COSTUME BOOK』(文化出版局)編集の松丸千枝氏が登壇する記念トークショーなども行われる。