文:FINDERS編集部
「Makka Range」スウェーデン発デザインとカスタム製に優れた電動バイク
電動アシスト自転車に代わるモビリティとして人気を集めるE−BIKE。それと並んで少しずつだが存在感を強めているのが電動バイクだ。ガソリンとエンジンではなく、電気とモーターを動力としているためか、新たに参入するメーカーによる斬新なデザインも数多く登場している。
スウェーデンの電動バイクブランドのCAKEによる「Makka(マッカ)」は快適な通勤のために作られた電動バイクだ。
特徴は大きく2つ、ユニークなデザインとカスタマイズ製だろう。湾曲したフレームに大きなサスペンションスプリング、足元にはバッテリーが見える。乗車時の姿勢は立ち姿勢に近い。
購入時にカスタマイズパーツを選択できる。リアキャリアや二人乗り用のパッセンジャーシート、フロントキャリア、サーフボードラックに加え、トップと足元には色付きのフロントガラスをつけることも可能だ。
モデルは大きく2つ用意されている。「Makka Range」は最高時速は25km/hで自転車より少し早いぐらいの速度。最長航続距離は66kmとそれほど長くはないが、日常的に使うには十分そうだ。定格出力は650W、最大出力は1kWだ。
バッテリーは簡単に取り外すことができる。充電は付けたままでも取り外しても可能だ。
日本の法律では、定格出力1.0kW以下であれば小型自動二輪免許での乗車が可能となっている。
日本では今年5月からCAKE製品の販売がスタートしており、「Makka Range」が86万9000円で購入できる。またこの他、オフロードタイプの「Kalk」が販売中。2024年にはカスタム製に優れた「Osa+」が発売予定となっている。
自動車やバイクより軽やかだが、自転車よりはずっとパワフル。会社などの環境が許しさえすれば、都市における理想の通勤スタイルの一つかもしれない。