CULTURE | 2023/05/02

無印・LOFTのロゴ、三宅一生とのコラボなど手がけるグラフィックデザイナー田中一光の特別展が奈良県で開催

文:FINDERS編集部
ロゴデザイン、ポスター 200点のアーカイブから厳選展示
奈良県立美術館の開館50周年を記...

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文:FINDERS編集部

ロゴデザイン、ポスター 200点のアーカイブから厳選展示

奈良県立美術館の開館50周年を記念した特別展示『田中一光 デザインの幸福』が、4月22日から6月11日まで奈良県・奈良県立美術館で開催される。

田中一光は奈良出身のグラフィックデザイナー。グラフィック、エディトリアルの他、「西武百貨店」の包装紙や「無印良品」「LOFT」といったブランドのロゴマークやCI(コーポレート・アイデンティティー)など企業、組織に関わるデザインなども数多く手掛けた。また、デザインを通じて文化を発信・紹介するディレクター・プロデューサーとしての活動も高い評価を受けている。

本展覧会では、2002年に逝去するまでに生み出されたアーカイブの中から、ポスター・グラフィックアート作品を中心に、「第5回産経観世能」(1958)、「Nihon Buyo UCLA」(1981)といった代表作や、三宅一生とのコラボレーション「IKKO TANAKA ISSEY MIYAKE」など、本館が所蔵するアーカイブ200点の中から紹介される。

(左)《Nihon Buyo》1981年、(中)《第5回産経観世能》1958年、(右)《写楽二百年》1995年

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【展示構成】
I. 田中一光の発想(1):顔・流水
II. 田中一光の発想(2):植物・文字
III. デザインと社会の幸福な関係:ロゴマーク
IV. 田中一光の「いろ」と「かたち」(1):ピラミッド・綱・ロープ
V. 田中一光の「いろ」と「かたち」(2):記号・文字・墨戯
VI. 特別企画 IKKO TANAKA  ISSEY MIYAKE

また関連展示として「イッセイ ミヤケのポスター展 ISSEY MIYAKE/IRVING PENN/IKKO TANAKA」が入場無料で同館1階ギャラリーで行われるほか、本展の会期中に行われるイベントとして美術講座「田中一光の造形感覚:デザインの幸福」や全3回の学芸員によるギャラリートークが行われる。


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『田中一光 デザインの幸福』
期間:2023年4月22日(土)~6月11日(日)
会場:奈良県立美術館
料金:一般1200円/大・高生1000円/中・小生800円