文:山田山太
もし愛犬とはぐれてしまい、長い間見つけることができなかったら、なんとか見つけ出してあげたいと思いながらも、絶望的な状況に諦めてしまうことだってあるだろう。
だがそんな状況にもめげずに、奇跡を起こした飼い主と愛犬の物語を紹介したい。
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動物保護施設のFacebook投稿に行方不明の愛犬
アメリカ・テネシー州ワシントン郡に住むパットさんは、愛犬のピットブル、ブルーと一緒に暮らしていた。
しかし今年の上旬、ブルーは突如行方不明となってしまった。パットさんは悲しみに暮れながらも数カ月にわたってブルーのことを探し続けたが、見つけることができなかった。そしてパットさんは仕事の都合でテキサス州へと引っ越さなければならず、ブルーとは二度と再会できないだろうと思っていた。
ところが10月13日、動物保護施設「ワシントン郡ジョンソンシティ・アニマルシェルター」が1本の動画をFacebookに投稿。そこにはボールで楽しそうに遊ぶピットブルの姿が映し出されていた。テキサスに移ってからもブルーの手がかりを探し続けていたパットさんは、動画を目にした瞬間その犬がブルーだと確信。そしてすぐさま同施設へと連絡し、ブルーを引き取りに向かった。
テキサスの自宅からおよそ2000キロ近い距離を運転し、同施設までやってきたパットさんは、ブルーと200日ぶりの再会を果たした。パットさんは「本当に会いたかったよ」と涙を流しながらも優しく声をかけ、ブルーもそれに応えるようにパットさんの顔中を舐め回した。
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