LIFE STYLE | 2020/10/26

山火事に遭い、全身に火傷を負ったピューマの赤ちゃん。奇跡的に救出され一命を取り留める

文:山田山太
東京都の6倍の面積が消失
アメリカ・カリフォルニア州では、今年8月中旬から山火事が発生。総面積およそ1...

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保護されたピューマの今後

野生のピューマは自分で狩りができるようになるまでの約2年間を母親と共に過ごすため、今回保護されたピューマは野生に戻すことはできず、このまま動物園で育てられる可能性が高いという。

カリフォルニア州では、乾燥などの気候条件が揃う夏頃、毎年のように山火事は発生している。しかし今年は特に規模が大きく、過去18年で最も深刻なものだったとのことだ。カリフォルニア州の空が不気味なオレンジ色に染まった映像を観たという人も多いだろう。

また、2019年9月から今年2月にかけて発生したオーストラリアの大規模な山火事も記憶に新しい。ポルトガルの国土面積を超える範囲が消失し、多くの野生動物が命を落とした。

いずれの山火事もさまざまな条件が重なってしまった結果ではあるが、年々進行する地球温暖化が原因という意見もある。まずは自分たちの身近なところでできることを探し、少しでもこういった被害の回避、回復に協力していきたい。


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