多様性を認め合うことができる世界を目指して
ヘレンさんは『BBC』の取材に対して「より多くの企業が、障害のある子どもたちに対して寛容になることを望んでいます」と語った。「エレノアのような子どもたちがファッション業界でさらに取り上げられるようになれば、障害のある子どもたちへの世間の認識は大きく変わることになるでしょう。人々がエレノアを見てショックを受けたりすることもなくなるはずです」とも。
ファッション業界が障害のあるモデルを十分に受け入れたとは言い難い。しかしエレノアちゃんのようなダウン症の子どもが大きなファッションブランドのキャンペーンに起用されたことは、差別と偏見のない世界の実現への一歩であると言って間違いないだろう。