文:nanchatic
誰もが不安を抱えて生きているウィズコロナの時代。そんな社会に必要なのは、思いやりのこもった笑いなのかもしれない。
そんな中、Amazon女性配達員のユーモラスな姿に、SNSで笑顔が広まっている。
13歳の息子のイタズラに全力で応えたAmazon女性配達員
米国デラウェア州マグノリアに暮らすリン・スタッフィエリさんは、飼っている子猫のため、Amazonでサークルを注文した。6月中旬、リンさんが外出中、誰かが自宅を訪ねてきたとスマホに通知が入った。ドアベルの映像を確認してみると、Amazon女性配達員が玄関の前に段ボールを置くと、3回ノックし「アブラ・カダブラ!」と大声で叫んで、そのまま大急ぎで走り去る姿が収められていた。
Amazon女性配達員はなぜこのような奇妙な行動を取ったのだろうか? この映像を見て大笑いするリンさんの息子ジェイコブ君(13歳)が、秘密を打ち明けた。
ジェイコブ君は、Amazonでの注文の際、自宅の住所を見つけるための追加の記入欄に、こっそりと「ドアを3回ノックして、『アブラ・カダブラ!』と大声で叫んで、走って逃げてください」と書き込んでいたのだ。まさかそんな指示に本当に従う人はいないだろうと、ジェイコブ君も忘れかけていた矢先のハプニングに、一家は笑いに包まれたという。
リンさんは『CNN』の取材に、ジェイコブ君の行いを謝罪しながら、「社会に不可欠なエッセンシャル・ワーカーはとてもタフで、たくさんの注文が入りとても忙しかったはずです」「この Amazon女性配達員の心遣いは、我が家に笑いを届けてくれたのです」と答えた。