LIFE STYLE | 2020/07/01

8年間空港勤務した爆弾探知犬、引退祝いは大好きなテニスボールがたくさん降ってくるサプライズ!

文:pickwick
犬たちが大好きなボール遊び。しかし、重要な任務を帯びた訓練犬たちは、ペットのように自由に遊ぶこと...

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ティラードの名前の由来は殉職した消防士

実は「ティラード」という名前は、ある消防士にちなんで命名されたものだった。その人とは、2001年9月11日の同時多発テロで殉職したニューヨークの消防士、ヘクター・ルイス・ティラードJr.さんだ。

『FOX59』によれば、探知犬ティラードは、テロ対策強化のためにTSAが指揮した育成プログラムの出身であるという。2012年にテキサス州サンアントニオのラックランド空軍基地で訓練を受けた子犬たちの中の1匹だった。ティラードの任務は空港内だけに留まらず、スーパーボウルや2017年の大統領就任式といった大舞台でも治安維持に活躍した。

現在のティラードはグレイさんに飼われ、インディアナポリスの自宅で引退後の生活を楽しんでいるという。今後はボール遊びも自由に好きなだけできるだろう。グレイさんは、近いうちにティラードとの旅行を計画中だ。旅行先の候補には、消防士の故ティラードさんが所属していたニューヨークの消防署も含まれているという。

同時多発テロの発生より、もうすぐ19年。緊張感あふれる探知犬の任務から解放され、ティラードはきっと幸せな余生を送ることだろう。


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