お互いのありのままを愛すること
ニューヨーク州マンハッタンのワシントンハイツに住む2つ家族は、地元のレストランで出会い意気投合。それ以降、一緒に誕生日を祝ったり、休暇中一緒に泳ぎに出かけたりするほどの仲になったという。
「アメリカだけでなく世界中で人種差別問題は起きており、これはとても大きな問題です。この2人はお互いの持つ違いについて見向きもしていません。彼らはお互いのありのままを愛しており、それこそがあるべき姿なのです」と語るシスネロスさん。
アメリカにおける黒人差別は政治家や企業の思惑によって、形作られ維持されてきた歴史もある。今回の事件からもわかる通り、黒人と白人との間には明確な格差が存在するため「お互いの歩み寄り」が重要だとは言い切れないのも事実だ。日本も含め、世界中の国々がそういった格差や偏見を乗り越えていき、手放しでハグできる社会へと変わっていくことを強く望む。