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文:pickwick
東京都では2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに34人報告されたことを受けて、「東京アラート」が発令。感染拡大への不安の声が広がっている。
手作りの布マスクを使用している人も多いだろうが、そんな布マスクを医療用マスクに匹敵するレベルにまで高める画期的な方法が注目を集めている。
手作りの布マスクで新型コロナウイルスの予防は可能?
最近、アメリカの疾病対策予防センター(CDC)が、新型コロナウイルス流行時のマスク着用についてガイドラインを更新した。それによると、買い物などで物理的な距離を保つことが難しい場合は、布製のカバーやマスクを着用することが推奨されている。
マスクの供給不足が続く中で、多くの人が布マスクを手作りしているのが現状だ。しかし、洗って再使用できる手作りの布マスクでは実際に効果があるのかどうか不安が残る。
新型コロナウイルスは、感染した人が咳やくしゃみ、会話などをするときに出る飛沫を介して伝染していく、と考えられている。中でも、エアロゾル粒子と呼ばれる微小な飛沫は、布繊維の隙間を通り抜けてしまうこともあるという。
そのため、布マスクでは病気の予防に役立たないかもしれないと、研究者の間でも疑問が持たれているのだ。