LIFE STYLE | 2021/06/30

95年前に投じられた瓶詰の手紙が発見される。ネットで判明した送り主の娘は「いかにも父らしい」

文:角谷剛
元号が大正から昭和に移り変わった1926年。米国ではワールドシリーズが伝説となったベーブ・ルースの盗塁死に...

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父の日に起きた奇跡

ミシェルさんによると、その手紙を書いた父親のジョージさんは1995年に亡くなっているとのこと。手紙を見たミシェルさんは、ジョージさんの筆跡であると確認した。

ジョージさんは11月生まれであり、その瓶詰の手紙を書いた時は17歳か18歳だったであろうということだ。ミシェルさんは「父は自分の誕生日にそんなことをするような人でした。絶対にそうだとは言い切れませんが、いかにも父らしいと思います」と語る。ミシェルさんはこの手紙が、父の日に見つかったことを奇跡のように思い、亡き父の良い思い出が浮かんできたという。

ジェニファーさんはこの手紙を額縁に入れ、ミシェルさんから送られたジョージさんの当時の写真とともに、ボートの内部かオフィスに展示する予定だ。ミシェルさんは今年9月にジェニファーさんの元を訪れ、その手紙を見ることを心待ちにしているという。95年前にジョージさんは、この手紙に一体何を託したのだろうか。


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