LIFE STYLE | 2021/06/23

アルツハイマー病で記憶を失った夫が、再び妻にプロポーズ。二度目の結婚式に感動が広がる

Photo by Shutterstock
文:藤井咲希
脳の萎縮により、人の記憶を消してしまうアルツハイマー病。患...

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文:藤井咲希

脳の萎縮により、人の記憶を消してしまうアルツハイマー病。患者本人だけでなく、周りの家族や友人にも影響を与える病だ。

そんな中、アルツハイマー病と闘うある夫婦のストーリーが、感動的だと話題を集めている。

認知症の夫から突然のプロポーズ

米国コネチカット州に住むピーター・マーシャルさんとリサさんは、結婚して12年になる。数年前、夫のピーターさんは初期のアルツハイマー病と診断された。ピーターさんの記憶力は急激に衰えており、妻のリサさんの名前はおろか、誰なのかもわからない状態になっていた。

昨年12月、夫婦でテレビを観ていた時、結婚式の映像が流れた。すると突然、ピーターさんは「やろうよ!」と言いだした。リサさんは戸惑いながら「何をしたいの?」と尋ねると、ピーターさんはテレビを指差した。リサさんが「結婚したいの?」と聞くと、ピーターさんは「そう!」と満面の笑みを浮かべたという。ピーターさんはすでに結婚していることを忘れて、もう一度リサさんに恋をしてプロポーズしたのだ。

次ページ:記憶ではなく心に残る、二度目の結婚式

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