LIFE STYLE | 2021/06/01

元カレとつけた「愛の南京錠」を外しに、カリフォルニアから韓国ソウルまで9500キロの旅。女性ダンサーのTikTokが話題に

文:山田山太
恋人とどれだけ甘い時間を過ごしても、終わりを迎える時は意外とあっけないもの。楽しかった数々の思い出も、ま...

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文:山田山太

恋人とどれだけ甘い時間を過ごしても、終わりを迎える時は意外とあっけないもの。楽しかった数々の思い出も、まるで魔法が解けたかのように輝きを失っていく。

そんなほろ苦い自身の過去と決着をつけるために、ある女性TikTokユーザーが旅に出た。

ソウルの観光名所でつけた「愛の南京錠」

米国カリフォルニア州のダンスグループ「GRaVy Babies」に所属するダンサーのキャシー・ユンさん(23歳)は2019年の夏、当時付き合っていた恋人と一緒に韓国ソウルの観光名所「Nソウルタワー」を訪れていた。この展望台には、恋人たちが永遠の愛を近い南京錠をかける「愛の南京錠」と呼ばれるスポットがあり、名前が書かれた無数の南京錠がびっしりとぶら下がっている。そしてユンさんも恋人とともに、南京錠をかけた。

ところが、ユンさんはその後、恋人と別れたのだろう。5月12日に、自身のTikTokに投稿した動画に、この南京錠を外す様子が収められていた。

ユンさんは今年の春、カリフォルニアから韓国へ向かうため、飛行機に乗り込んだ。途中で購入したニッパーを片手に、ソウルまで約9500キロ(5953マイル)の距離を、電車やバスを乗り継いで進んでいった。そしてふもとからタワーまでのケーブルカーに乗り込み、展望台へと向かった。「愛の南京錠」に到着すると、無数の南京錠の中からかつての恋人との思い出を探すこと30分。ついに探し当てたユンさんは南京錠を外すことに成功した。

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