物乞いで罰金も。スイスに広がる不寛容
『Le News』は、スイスの一部地域において、ホームレスの人々に対する不寛容さが浮き彫りになっていると指摘する。
ジュネーブ市では2014年、物乞いをしていたホームレスの女性に対し、500スイスフラン(約6000円)の罰金を科した例もある。女性は罰金を支払うことができず、5日間の拘留を受けた。またヴォー州では、物乞いを禁止する法律が制定されている。
バーゼル市のホームレス対策は、「ストリートクレンジング」と呼ばれ、SNS上で大きな物議を醸している。新型コロナウィルスの感染拡大により、生活に困窮してホームレスになる人は世界的に増え続けている。真にホームレスの人々への「支援」と呼べる対策は何か、考える必要があるだろう。