ワクチン接種に不安を覚える人たちへのメッセージ
テキサス州では、3月末から16歳以上のすべての住民が新型コロナウイルスのワクチン接種を受けることができるようになった。しかし、4月末時点で1回目の接種率は約48%、2回目の接種率は約33%に留まっている。ワクチン反対派の吹聴する危険論が接種率を抑えている唯一の原因ではないだろう。しかし、何らかの働きをしていることには疑問の余地はない。
シンプソンさんは「私はかつてワクチン反対派でした。ですから彼らの考えも理解できますし、なぜ彼らがそう信じてしまっているかも知っています。私はかつての私と同じような不安を覚えている人たちを助けることができるかもしれません。なぜなら、私は彼らに寄り添うことができるからです。私は変わることができました。だからあなたも怖がらなくてもいいよと伝えたいです」と訴える。
単なる個人の意見でも、それがネット上で拡散すると、見知らぬ人からの賛意を得ることもあれば、真意を誤解されることも、ときには敵視され、攻撃を受けることもある。その恐怖を経験しながらも、なお勇気を奮ったシンプソンさんのメッセージはワクチン接種に不安を抱く人たちへ届くだろうか。