文:滝水瞳
授乳中の乳房をテレビ放送した初のケース
アメリカのテレビ局「NBC」は2月28日、映画・テレビドラマを対象とした栄誉ある賞、ゴールデングローブ賞授賞式の番組内において、育児用品ブランド「フリーダ・マム」のCMを放送した。授乳期に使うセルフケアキットなどの商品を紹介する75秒間の映像で、新米ママ2人による授乳の現実を赤裸々に伝えている。
ある母親はソファーに座り、泣き叫ぶ乳児に授乳させようと賢明にトライ。一方、もう1人の母親は授乳の痛みに耐えきれず、顔をゆがめている。母乳育児を止めたら「悪い母親」になってしまうのではないかと悩みながら、昼夜問わず子育てに励み、電動歯ブラシで乳管の詰まりを取ったり、症状を緩和するために乳房にキャベツの葉を使ったりする様子が、包み隠さず描かれている。
フリーダ・マムは「母乳育児を始めるにしても止めるにしても、授乳は新米ママにとって感情的にも体力的にも起伏のある旅です」「今こそ、赤ちゃんだけでなく、あなたの胸もケアする時です」とコメントしている。
『NewYorkPost』によると、このCMは授乳中の乳房をテレビ放送した史上初のケースだという。
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