LIFE STYLE | 2021/02/26

ゴミ箱でバスケをしていた少年に、見ず知らずの男性がバスケットゴールをサプライズでプレゼント

文:滝水瞳
他人に優しく接することは理想的だが、見知らぬ人に対して一体どこまで親切にできるだろうか。あるアメリカ人男性...

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

10日間で2万シェア!SNSに感動が広がる

パトリシアさんはこの喜びと驚きを伝えようと2月14日に、自身のFacebookに投稿。ジェレミア君とヒンクストンさんのツーショットに「ありがとうデヴィン」とコメントした投稿は、わずか10日間で約2万回シェアされた。

実はヒンクストンさん自身、このような行いは常日頃から行っているのだという。『Good Morning America』によれば、ヒンクストンさんは店に子どもがいたらおやつを買ってあげたり、ホームレスの人がいたらジャケットや食べ物を買ってあげたりするという。見返りを求めているわけではないため、そのような行為をSNSに投稿することもない。

そんなヒンクストンさんの究極の夢は、いつの日か地域の子どもたちのために非営利団体に資金を提供し、子どもたちが放課後に活動できるようにすること。「いつも親切でなければいけません。人々がどんな辛いことを経験しているのか知り得ませんから」とヒンクストンさん。

私利私欲に走らないヒンクストンさんの言動は、まるで宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を彷彿とさせる理想的な姿だ。はたして現代の我々はどこまで周りに優しくなれるだろうか。コロナ禍によって世界中が不安に陥る中、彼のような思いやりの行動がより一層多くの人の心に感動を与えるのかもしれない。


prev