働き方の多様性に対応し、地方のDX化を推進することで新たな展開へ
杉本CSAJ副会長:CSAJは、もっと開かれた団体になってもらいたいなと思っています。今、フリーランスという働き方が話題になっていますが、そのような方々を対象とした個人会員制度を作りたいと思います。スタートアップ企業なら入会できますが、現状では個人がCSAJに入ることはできません。働き方の多様性が進み、フリーランスを選択する方が増えている中で、個人が入会できる制度を作れば、CSAJにとっても新たな展開が考えられるはずです。
東京集中の問題もあります。DXもそうですが、どうしてもITは東京中心になっている。デジタル化は地方が遅れているので、各地にあるIT関連団体や大学などの教育機関とも連携し、地方の中小企業にも直接働きかけて、DX化を推進していきたいと思っています。現在、岩手大学の研究室に弊社のエンジニアを参画させています。新しいツールやエンジニアリング、ビジネスソリューションを生み出そうというこの試みには、エンジニアや学生のスキルアップという狙いもあります。
CSAJでも、極めて広範囲に渡って活動しております。会員企業様には、それぞれの分野のさまざまな研究会、委員会にぜひ積極的に参画をしていただきたいと思っております。
CSAJ副会長 杉本淳一氏(株式会社コスモ・コンピューティングシステム 代表取締役)
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