トランプ・ジュニア氏がイーロン・マスクCEOにアピール
トランプ・ジュニア氏は今月12日、自身のInstagramに「Here's how Elon Musk could save free speech(イーロン・マスクが言論の自由を救う方法はこちら)」というキャプションが付いた動画を投稿した。
イーロン・マスクとはご存知、電気自動車(EV)大手テスラや宇宙開発企業「スペースX」のCEOで、世界トップの富豪。昨年11月、スペースXは民間企業初となる有人宇宙船の打ち上げに成功している。
トランプ・ジュニア氏は動画の中で「たった今起こっている、明らかに一方だけを標的にした馬鹿げた検閲に対処するため、何かしらやりたいと思っています。イーロン・マスクさん、ソーシャルメディアを作りませんか?」と呼びかけた。
そして、「彼は民間の有人宇宙船を宇宙に送り込みました。政府ができうるレベルよりも、より良く、より安く、より速い宇宙船です。この人こそが新たなソーシャルメディアを立ち上げるのにふさわしい人物です」と、イーロン・マスクに白羽の矢を立てた理由を説明した。
また、「私は保守的なエコーチェンバー(特定の信念が増幅、強化される狭い部屋)を探しているのではありません。自分が知りたい情報を持っている人だけでなく、その他の人々の考えと自分の考えを議論するためのプラットフォームが欲しいんです」と説明し、あくまで言論の自由が保障される場が欲しいと訴えた。
この提案に対し、イーロン・マスクは今のところリアクションしていない。しかし、これまで革命的な事業を展開してきただけに、今後の動きに注目していきたい。米大統領選挙以降の数々の言動によって、窮地に立たされているトランプ一家。もしかしたら近い将来、逆襲が始まるのかもしれない。