ホッキョクグマは2100年に絶滅と予測
現在氷上で生活をしていたホッキョクグマたちは生息地を失い、その数を減らし続けている。WWFによれば、世界に現存するホッキョクグマはおよそ2万6000頭のみだ。
昨年7月に『Nature Climate Change』に掲載された論文によると、ホッキョクグマは気候変動により2100年までにほぼ絶滅すると予測されている。北極海の海氷の減少により、餌であるアザラシにありつけなくなるという。
ホッキョクグマの存続が懸かっている中で、裁判所が下した判決は非常に意義のあるものだったと言えるだろう。人々の環境への取組みがいつか実を結び、再びホッキョクグマたちがのびのびと暮らすことのできる場を取り戻せることを祈る。