LIFE STYLE | 2021/01/06

世界各国が確保に躍起になっているコロナワクチン。追跡すると見えてきた供給の偏り

文:汐里
現在、新型コロナウイルスのワクチン接種が進んでいる。昨年12月時点で、世界中の国や組織に事前購入されたワクチ...

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英、米の大手製薬会社製ワクチンが人気

現在、世界中で200を超える新型コロナウイルスのワクチン開発が、猛スピードで進んでいる。最も事前購入されているワクチンは、英オックスフォード大学と英製薬会社アストラゼネカが共同で開発したワクチンだ。インドや米国、EUなどに合計25億本以上販売されている。2位は、米ノヴァヴァックス社で、約13億本のワクチンが購入されている。3位は英GSK社、次いで米ファイザー社だ。日本は、オックスフォード大・アストラゼネカ製、ファイザー製のワクチンをそれぞれ1億2000万本ずつ購入している。

全世界にワクチンが行きわたらなければ、本格的なパンデミックの終息や世界経済の回復は見込めない。状況を変えるには「COVAX」がうまく機能し、全世界にワクチンが平等に分配されることがまずは何よりも大切だ。さらに、どのような人にワクチン接種を優先すべきか定め、それらの人への優先的な接種を担保するための仕組みづくりが必要不可欠だろう。


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