着想は父親のトラック
サイモンさんがSuperWheelの開発の着想を得たのは14歳の時のこと。父親のトラックのパワーステアリング(ハンドルを回す際、その力を増幅しタイヤに伝えるための機構)に触発され、人間の力をフルに活用できる自転車を開発したい、と考えたという。
開発を始めたサイモンさんは、アイルランド政府商務庁から5000ユーロの支援を受け、さらに2010年にはアルスター大学との共同研究を開始し、開発を本格化させていったと。そして2013年に原理実証テストをもってSuperWheelの開発を完了させたとのこと。
SuperWheelは現在公式サイトから購入可能。自身の体重、ホイールに装着するタイヤの幅、アシスト強度をそれぞれ選ぶことができる。価格は425ユーロ(約5万4000円)と少々高めだが、電動自転車に比べたら割安ではないだろうか。