EVENT | 2026/05/18

最後の大倉山で1,848人が激走
「世界一過酷な400m走」 Red Bull 400が10年の歴史に幕

田中聖土が前人未到の6連覇を達成
ゴールデンボンバー・樽美酒研二やRed Bullアスリートも集結
Suguru Saito / Red Bull Content Pool

FINDERS編集部

SHARE

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • line

9回目にして最後の開催。愛された過酷レースが大倉山で完結

2026年5月16日(土)、北海道・札幌大倉山ジャンプ競技場で 「Red Bull 400 (レッドブル・フォーハンドレッド)」 が開催された。ラージヒルのスキージャンプ台を駆け上がる同大会は、最高斜度37度、高低差約130mという過酷なコース設定から、「世界一過酷な400m走」  として知られている。

2017年の初開催以来、多くの挑戦者を惹きつけてきたが、大倉山ジャンプ競技場の改修に伴い今回が最後の開催となった。9回目を迎えた最終大会には過去最多となる1,848人が出場。累計参加者数も1万人を突破し、10年の歴史に幕を下ろした。

当初500人未満だった参加者は年々増加し、毎回募集開始から短期間で定員が埋まる人気イベントへと成長。会場では、「本当に終わってしまうのが寂しい」「また復活してほしい」  と惜しむ声も多く聞かれた。

Suguru Saito / Red Bull Content Pool
Suguru Saito / Red Bull Content Pool

王者の貫禄を見せた田中聖土。男子シングルで歴史的6連覇

男子シングル決勝では、6連覇を狙う田中聖土選手が圧巻の走りを披露した。予選2位で通過すると、決勝では序盤から先頭へ。後半100mでは山本大晴選手の猛追を受けながらもトップを譲らず、3分37秒44でフィニッシュ。前人未到となる大会6連覇を達成した。

田中選手はレース後、「最後の開催ということで何が何でも勝ちたかった」 とコメント。大会に向けて傾斜をつけたランニングマシンなどでトレーニングを積み重ねていたという。また、「ジャンプ台を逆走するという、この大会でしかできない特別な体験だった」 と大会への思いも語った。

一方、女子シングルでは初出場の上田絢加選手が後半の急斜面で驚異的な追い上げを見せ、4分50秒64で優勝。昨年王者の布施愛里選手らを逆転する劇的な展開となった。

見事男子シングル6連覇を達成した田中聖土さん
Keisuke Kato / Red Bull Content Pool
予選4位通過ながら女子シングル優勝を果たした上田絢加さん
Keisuke Kato / Red Bull Content Pool

山田琉聖も応援、樽美酒研二も絶叫。最後の大会を彩った豪華メンバー

最終大会には競技以外でも多くの注目が集まった。

スノーボード・ハーフパイプの荻原大翔選手小野光希選手清水さら選手、さらにトレイルランナーの上田瑠偉選手がチーム「Red Bull Athlete」を結成しオープンリレーに出場。地元札幌出身の山田琉聖選手も会場を訪れ、仲間たちに声援を送った。

結果は出場ヒート2位、総合5位。走り終えた小野選手は、「大きな会場のスケール感に圧倒された」 と語り、上田選手も「想像以上にみんなが速かった」 と驚きを隠さなかった。

さらにクリエイターレースには、ゴールデンボンバーの樽美酒研二さんも参戦。スタート前は余裕の表情を見せていたものの、後半は失速し、ゴール後はその場に寝転ぶほど消耗した様子を見せた。

「400mだからいけると思っていたけど、想像以上だった」 「もうこれ以上過酷なイベントには出たくない」 と振り返り、会場の笑いを誘った。最後の大会となったRed Bull 400は、記録だけでなく、多くの参加者や観客の記憶にも強く残る一日となった。

Suguru Saito / Red Bull 400
Suguru Saito / Red Bull 400
Suguru Saito / Red Bull Content Pool
Keisuke Kato / Red Bull Content Pool
Keisuke Kato / Red Bull Content Pool
Suguru Saito / Red Bull Content Pool

Red Bull 400 (レッドブル・フォーハンドレッド)
開催日:2026年5月16日(土)
会場:札幌大倉山ジャンプ競技場 (北海道札幌市)
参加人数:過去最多1,848人
男子シングル優勝:田中聖土 (3分37秒44/大会6連覇)
女子シングル優勝:上田絢加 (4分50秒64) 

Red Bull 400
https://www.redbull.com/jp-ja/events/red-bull-400