EVENT | 2020/11/18

「200ページ」「広告不掲載」「無料配布」のガイドブックで、地域の根強いファンを増やすビジネスモデル。『旅手帖 beppu』と金券『BP』【連載】「ビジネス」としての地域×アート。BEPPU PROJECT解体新書(10)

『旅手帖 beppu』
過去の連載はこちら
構成:田島怜子(BEPPU PROJECT)

山出淳也
NPO法...

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「何が載っているか」だけではなく「どこに置いてもらうか」のセレクトも重要

店頭に掲示された『BP』加盟店であることをアピールするPOP

また、『旅手帖 beppu』の掲載店舗は、店頭に芸術祭のポスターやチラシ設置するなどして、『旅手帖 beppu』や『BP』を携えて町を歩くお客さまを自店に招き入れようと工夫を凝らしました。お客様との会話の糸口になるからと、芸術祭の情報を仕入れに事務所を訪れたり、当事者として芸術祭に関りを持つようになっていきました。

事務局スタッフも、定期的に金券手数料の精算のために店舗を訪問します。その際に、お客様の芸術祭の感想や反応などを聞くことができました。

『旅手帖 beppu』と『BP』は、地域や芸術祭の課題を探り、僕らなりに“編集”したプロジェクトです。アウトプットの形としては無料冊子と金券ですが、これらは当時の僕らが抱える課題を解決してくれました。

発行当時はテレビや雑誌など全国のメディアにも取り上げていただいたり、フリーペーパーの人気ランキングで上位にランクインしたりしたことで、全国各地から送付希望のメールやお手紙をたくさんいただきました。

しかし、発行部数に限りがありますので、無料であっても大切に扱ってもらえるよう、冊子の設置場所は慎重に考えました。全国さまざまな場所に実際に赴き、情報発信拠点としての信頼が篤く、芸術祭に関心の高そうな人たちが集まるセレクトショップや書店などに配布協力をお願いました。一方、大手書店やスーパー、レンタルビデオ店などからも設置したいとご連絡をいただきましたが、泣く泣くお断りさせていただきました。そういった場所に設置すると、持ち帰ってくれる人の数は圧倒的に増加しますが、持ち帰ったとしても、開くこともなく捨てられてしまうのではないかと考えたのです。

毎号10~20冊ずつしか送付できませんでしたが、設置場所の方々がSNSなどで「『旅手帖 beppu』が届いた」と発信すると、無料の冊子を求めてわざわざ来店してくれた方もいたそうです。

『混浴温泉世界 2012』会期中の2カ月間は、たくさんの人たちが『旅手帖 beppu』を片手に町を歩いていました。そして、読者たちの『旅手帖 beppu』は付箋でいっぱいでした。 


【BEPPU PROJECTからのおしらせ】
『旅手帖 beppu』Webサイト更新中! インスタキャンペーンも開催!!

「歩いて、みつけて 別府のいいとこ」をコンセプトに、温泉、食、ショッピングなど別府散策に役立つ情報を発信するウェブサイト、『旅手帖 beppu』更新中です。

現在、インスタグラムを活用した参加型企画『beppu photo gallery』を実施しています。

あなたのお気に入りの別府の写真に「#旅手帖beppu」または「#tabitecho_beppu」をつけてInstagramに投稿してみませんか?

投稿して下さった方のなかから、抽選で5名に別府のとっておきギフトをお贈りいたします。

対象期間:2020年11月6日(金)~2021年1月17日(日)

参加方法:旅手帖 beppu』の公式アカウントをフォローし、別府で撮影した写真に「#旅手帖beppu」または「#tabitecho_beppu」をつけてインスタグラムに投稿してください。写真は過去に撮影したものでもかまいません。

当選発表:当選された方には、『旅手帖 beppu』の公式アカウント(@tabitecho_beppu)よりダイレクトメッセージにてご連絡いたします。当選の発表は2020年3月末を予定しております。

『旅手帖 beppu』
https://beppu.asia

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